episode.24 ページ24
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顔を上にあげると、自分が抱き締めていたのがミホークさんだったと理解する。
慌てて離れ様としたのだが、抱き締めているのは私だけではない訳で。
『 み、ミホークさん…離して、』
「 今更離れようとしても遅い 」
『 わっ、』
あ、帽子被ってない…なんて考えられたのも一瞬で、背中に回されている腕に力が込められた。
他の人に比べると細身なミホークさん。
しかしその腕力や、身体付きは男性そのもので。
『 …寒いんですか？ 』
「 ……そうだな、寒いから温めてくれるか 」
「 おいおい、Aチャン。危機感が足りないぜ？ 」
『 ドフラミンゴさん？ 』
私の身体を抱き締めていたミホークさんの腕が離れる。起き上がって後ろを確認すればベッドに腰掛けるドフラミンゴさん。
…何か、怒っているような？
『 …怒ってます？ 』
「 怒ってはいねェが…、」
機嫌は良くねェな。と答えが返ってきた。
何だろう、取り敢えず抱き締めておくか。
え？小さい子扱い？してないしてない。
「 どういうつもりだァ？ 」
『 いえ、寂しいのかと思いまして…… 』
唐突過ぎたかと身体を離す。
ドフラミンゴさんの表情を見ると先程の様な不機嫌さはなくなっていた。
「 ドフラミンゴ…俺を拘束しておいて見せ付けてくれる 」
「 フッフッフッ、お前なら簡単に逃げられただろう鷹の目 」
私を挟んで睨み合うのやめて。
何にせよ、何時までも寝間着姿ではいられない。
ベッドの上で無言で睨み合う2人を部屋の外へと追い出し、手早く着替えて移動する。
『 おはようございます。…あれ、サカズキさん達は？ 』
「 あいつらなら今朝早く海兵共に呼ばれて出掛けたな 」
『 …起こしてくれれば良かったのに 』
ソファでくつろぐ3人を横目に、珈琲を注ぐ。
砂糖とミルクはお好みで、とテーブルに置きエプロンを付けキッチンへと向かう。
もちろん、朝食を準備する為だ。
と言っても朝は余り食欲がないので、パンとスープ、サラダにヨーグルトと言う如何にも現代風の食事だ。
『 すみません、お肉の買い置きがなくて…… 』
男性である3人はこれでは足りないだろうと、もう何品かおかずを増やし白米を出す。
さて、今日の会議は10時からと言っていた。
あと2時間。朝食を食べて、軽くシャワーでも浴びてもらえば丁度良いくらいの時間だろう。
『 皆さん、今日の会議も頑張って下さいね 』
面倒だ、と顔に出す3人に思わず笑みが零れた。
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にじ(プロフ) - †NANA†さん» NANAさん、ご指摘ありがとうございます。紛らわしくて申し訳ないのですが、そちらはわざとそうしています…。コメントありがとうございました！ (2018年4月18日 22時) (
レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - ひな。さん» ひな。さん、コメントありがとうございます！生き甲斐だなんて…ありがとうございます笑 これからも更新頑張らせて頂きます！ (2018年4月18日 22時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - えこるさん» えこるさん、コメントありがとうございます！楽しく読んで頂けて嬉しく思います！これからも更新頑張らせて頂きますね！ (2018年4月18日 22時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ5で、「そうか」が「ほうか」になっているところがあります。 (2018年4月18日 7時) (レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
ひな。(プロフ) - 続編おめでとうございます！毎日更新されるのを楽しみにしております！これがもはや生き甲斐になってます笑、お忙しいとは思いますが、これからも頑張ってください！ (2018年4月18日 7時) (レス) id: 8e0f19d245 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にじ
| 作成日時：2018年4月7日 20時
