episode.23 ページ23
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取り敢えず、助け舟が期待出来ない今、自分でどうにかするしかない訳で。
……いや、そんな事よりも。眠くて仕方ない。
先程も言ったが、時間は既に1時を回り今は2時を示している。
『 もう、私は寝ます…！ 』
「 フッ…客人より先に部屋の主が寝てしまうか 」
『 ミホークさん達に付き合っていたら私の睡眠時間が確実に減ります 』
別に、この部屋でお酒を飲んでいても構わない。
けれど私の事は寝かせて欲しい。
どきどきし過ぎて疲れが倍増したし、瞼は下がるし、欠伸は噛み殺せていない。
『 私の事は気にせず楽しんで下さい 』
クロコダイルさんの膝から下りて、ふらふらとした足取りで寝室へと向かう。
普段、夜更かしなんてしない私にはこの人達に付き合い続けるだけの体力も気力もない。
『 おやすみなさい…… 』
「 おやすみ、Aチャン 」
隣の部屋には海軍大将に元帥。そして王下七武海の面々が居るというのに。よく睡魔なんて襲って来るなぁ……。
流石にベッドにダイブした瞬間眠ってしまったのは自分の緊張感のなさに呆れてしまった。
……あたたかい。
潮風も相まって少し肌寒く感じる夜。
何時もなら寒いと感じるのだが、今日は何だかあたたかい。
その温もりを求めて、手を伸ばし、抱き着く。
あぁ、今日はぐっすりと眠れそうだ。
窓から差し込む陽射し。沈んでいた意識が引き上げられる。
身体が何かに包まれていて、身動きが取れない。
しかし、久々に感じる温もりに安心感を覚えた私は自分を包む何かに抱き着いた。
寝起きで頭が働かない事や、睡魔が相まってそれが何なのかを確認する事はなく。
私は再び睡魔に身を委ね、眠りに就いた。
「 …おい、鷹の目。姿が見えねェと思ったら。そこで何してやがる 」
「 ドフラミンゴか。随分と早起きだな 」
「 んなこたァどうでもいい。何してんだって聞いてんだ 」
「 見れば分かるだろう、添い寝だ 」
小さな声でやり取りされる会話。
しかし、私が目を覚ますには充分な声量だった。
『 ……ん、？ 』
そこで自分が何かを抱き締めている事に気が付く。
何かに固定されているかの様に身体は動かないし、目を開けても視界は暗いし。
取り敢えず、形を確かめる様に掌でそれを撫でる。
んー、堅い？抱き枕とかではなさそう。
でも、あったかくて落ち着く。それに、良い匂い。
「 フッ…俺を誘っているのか？ 」
『 ……え？ 』
聞き慣れた声が聞こえた気がした。
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にじ(プロフ) - †NANA†さん» NANAさん、ご指摘ありがとうございます。紛らわしくて申し訳ないのですが、そちらはわざとそうしています…。コメントありがとうございました！ (2018年4月18日 22時) (
レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - ひな。さん» ひな。さん、コメントありがとうございます！生き甲斐だなんて…ありがとうございます笑 これからも更新頑張らせて頂きます！ (2018年4月18日 22時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - えこるさん» えこるさん、コメントありがとうございます！楽しく読んで頂けて嬉しく思います！これからも更新頑張らせて頂きますね！ (2018年4月18日 22時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ5で、「そうか」が「ほうか」になっているところがあります。 (2018年4月18日 7時) (レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
ひな。(プロフ) - 続編おめでとうございます！毎日更新されるのを楽しみにしております！これがもはや生き甲斐になってます笑、お忙しいとは思いますが、これからも頑張ってください！ (2018年4月18日 7時) (レス) id: 8e0f19d245 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にじ
| 作成日時：2018年4月7日 20時
