episode.19 ページ19
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「 さて、A。そろそろ中に入れてくれんか 」
『 あ、いえ…その、』
「 中に誰かおるんかァ？ 」
ちょっとごめんねェ〜、とボルサリーノさんが声を掛けたのと同時に扉を引かれる。
廊下側へと開く扉だったのが災いした。非力な私の力では当然ながら押さえておく事も出来ず。
ドアノブを掴んでいた私は必然的にボルサリーノさんの胸へと飛び込む事に。
「 おォ〜、Aちゃん怪我ァないかい？ 」
『 …大丈夫です 』
しっかりと開き切った扉。
きっと今頃は中に居た3人とサカズキさん達がご対面している事だろう。
それが想像出来た私はボルサリーノさんの胸板に顔を隠す様に抱き着いたまま話をしている。
「 やっぱりねぇ…なーんでお前らがAちゃんの部屋に居るのか説明してもらえる？ 」
「 理由を話す必要はねェ 」
「 気に入った女に会いに来ただけじゃねェか 」
「 貴様ら…Aに手ェ出しちょらんじゃろうなァ 」
背中越しに感じるピリピリとした空気。
こうなる事が分かっていたから会わせたくなかったのだ。
「 Aちゃん、止めなくて良いのか〜い？ 」
『 …ボルサリーノさん、』
顔を上げれば優しい笑みを浮かべるボルサリーノさんと目が合う。
促されるままに視線を後ろへ向ければ、がっつり睨み合っているサカズキさんとドフラミンゴさん。
え、え。
ちょっと待って、2人して能力使おうなんて思ってないよね？ここは仮にも私の部屋だし、海軍本部だよ？
『 サカズキさん、ドフラミンゴさん！私の部屋で喧嘩は禁止です！ 』
センゴクさん的にアリなら仕方ないけど。
けど！私の部屋での能力使用は禁止！
だって私の私物はこの部屋にしかないし！
この世界のお金なんて持ってないから新しく買い替える事も出来ない！
「 A…そこを退かんかい 」
『 嫌です。私の部屋で喧嘩するなら…今後は私の部屋への立ち入りを禁止します！ 』
「 なんじゃとォ？ 」
近距離で睨み合う2人の間に割り込んだ私は、サカズキさんへと詰め寄る。
いや、ドフラミンゴさんに言うよりだったらサカズキさんの方が折れてくれるかなって思って。
思った通りと言うか、入室禁止の言葉に反応を示す。
サカズキさんが本当に渋々ながら頷いてくれたのを確認して、ドフラミンゴさんに向き直る。
『 ドフラミンゴさんもですからね！ 』
「 フッフッ、Aチャンの頼みだからな 」
私は部屋を破壊されなかった事にほっと息を吐いた。
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にじ(プロフ) - †NANA†さん» NANAさん、ご指摘ありがとうございます。紛らわしくて申し訳ないのですが、そちらはわざとそうしています…。コメントありがとうございました！ (2018年4月18日 22時) (
レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - ひな。さん» ひな。さん、コメントありがとうございます！生き甲斐だなんて…ありがとうございます笑 これからも更新頑張らせて頂きます！ (2018年4月18日 22時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - えこるさん» えこるさん、コメントありがとうございます！楽しく読んで頂けて嬉しく思います！これからも更新頑張らせて頂きますね！ (2018年4月18日 22時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ5で、「そうか」が「ほうか」になっているところがあります。 (2018年4月18日 7時) (レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
ひな。(プロフ) - 続編おめでとうございます！毎日更新されるのを楽しみにしております！これがもはや生き甲斐になってます笑、お忙しいとは思いますが、これからも頑張ってください！ (2018年4月18日 7時) (レス) id: 8e0f19d245 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にじ
| 作成日時：2018年4月7日 20時
