episode.13 ページ13
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良いかな。少しくらいなら良いよね。
私を挟んで飛び交っている皆の会話も耳に入らないくらいに私の目はピンクのもふもふに釘付けだ。
だって絶対に気持ち良い。
ばふって顔を埋めたい。
『 ……少しだけ 』
今までは恋焦がれるだけだったピンクのもふもふが目の前にある。手を伸ばせば触れて抱き締められる。
こんな絶好のチャンスを逃す訳にはいかない。
謎の使命感に駆られた私は、ドフラミンゴさんがサカズキさんやセンゴクさんとの会話に気を取られているこの時しかない、と腹を括り。
目の前のもふもふに抱き着いた。
『 ふわぁ…本当にもふもふ…… 』
何これ、ふかふかだよ。
どんな洗濯方法なのか気になる…。
もふもふに抱き着くという事は必然的にドフラミンゴさんに抱き着いている状態になるのだが。
もふもふに夢中な私が気が付く筈もなく。
「 フッフッフッ、積極的な女は嫌いじゃないぜ 」
「 ……何しちょる 」
『 ……はっ！ 』
サカズキさんの低い声に慌てて戻ろうとしたのだが。ドフラミンゴさんが、がっちりと腰に腕を回して来た事で更に距離が近付く結果となった。
『 ドフラミンゴさん…？』
「 折角、お嬢ちゃんの方から近付いてくれたんだ、離してやる必要はねぇよなァ？ 」
いやいや、ドフラミンゴさんがサカズキさんの殺気に気付かない訳ないよね？
『 あはは…急に抱き着いたりしてすみませんでした。えと、離して貰えると助かります…… 』
「 お嬢ちゃん、名前は？ 」
『 ……Aです 』
今回は制止がなかった。
これは教えても良い、と言う事だろう。
取り敢えず教えないと離してくれない雰囲気だし。
「 Aチャンか、よろしくな 」
するりと離れる腕。
それを確認した私はドフラミンゴさんの膝の上から飛び降りた。
そして先程より不機嫌なサカズキさんの傍へと駆け寄る。
『 サカズキさん、』
「 話なら後で聞いちゃる。さっさと部屋に戻らんかい 」
『 はい、すみませんでした 』
本気で怒っている訳ではなさそうだ。
これは多分、心配してくれたのだろう。
そんな不器用な優しさを知っているから、ついつい頬が緩んでしまう。
「 A、早く部屋に戻ってやってくれ 」
『 センゴクさん、ご迷惑をお掛けしました…… 』
どうやら、クザンさんが部屋まで送り届けてくれるらしい。
「 あー、Aちゃんって目が離せないって言うか、目で追っちゃうんだよねぇ 」
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にじ(プロフ) - †NANA†さん» NANAさん、ご指摘ありがとうございます。紛らわしくて申し訳ないのですが、そちらはわざとそうしています…。コメントありがとうございました！ (2018年4月18日 22時) (
レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - ひな。さん» ひな。さん、コメントありがとうございます！生き甲斐だなんて…ありがとうございます笑 これからも更新頑張らせて頂きます！ (2018年4月18日 22時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - えこるさん» えこるさん、コメントありがとうございます！楽しく読んで頂けて嬉しく思います！これからも更新頑張らせて頂きますね！ (2018年4月18日 22時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ5で、「そうか」が「ほうか」になっているところがあります。 (2018年4月18日 7時) (レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
ひな。(プロフ) - 続編おめでとうございます！毎日更新されるのを楽しみにしております！これがもはや生き甲斐になってます笑、お忙しいとは思いますが、これからも頑張ってください！ (2018年4月18日 7時) (レス) id: 8e0f19d245 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にじ
| 作成日時：2018年4月7日 20時
