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するすると腰回りを撫でる指先。
(くすぐ)ったい様な感覚に、漏れそうになる声を必死に抑える。

触れるか触れないかの距離で指先を這わせ、時に強く押す。紋章を調べる為の行為だとは分かっていても、身体はその刺激に反応してしまう。



『 んっ…キースせんぱ、まだ…? 』

「 あぁ、もう少し 」

『 もう、少し… 』



そのもう少しはどのくらいだよ。
と心の中でキースへと問い掛ける。

しかし、そんなAの思考はあっさりと断ち切られた。腰を撫でていたキースの(てのひら)がゆっくりと背中を這う。



『 ちょ、キース先輩!背中…っ! 』

「 ん?あぁ、気にするな 」

『 気にするな、じゃなくて…ひっ、』



背中を這った(てのひら)が脇腹を撫でる。
(くすぐ)ったいと感じる場所は性感帯だと聞いた事があったがまさか自身の身体でそれを知るハメになるとは。



『 も、キース先輩!やめ…っ! 』



我慢の限界だと勢いを付けて起き上がったA。
後ろに居るキースを睨み付けながら振り返れば、待ってましたとばかりにそのまま押し倒される。

両腕を押さえ付けられ、上にはキースが(またが)っている状態。
キースの前髪が重力に従ってさらさらと落ちる。
普段は隠されている金色の瞳が覗き、じっと見つめ返された。



「 大丈夫、キスだけだから 」

『 いや、大丈夫じゃな…っんぅ?! 』



流石、人狼(ウェアウルフ)との混血。
純粋な力勝負で勝てる筈もなく、唇を塞がれる。

ゆるゆると唇を這う舌先。
ちゅ、と唇に吸い付くキースと視線がかち合う。
驚き過ぎて目を閉じる事も忘れていた。しかし、羞恥心とは突如として襲って来るものらしい。



『 ん、んーっ! 』

「 ほら、口開けて 」



慣れないキスという行為にAは苦しげに(うめ)く。
そんな様子を見たキースは、唇を離しAに優しく囁き掛ける。

Aとしてはもう勘弁して欲しいし、苦しいし。
ふるふると首を振るもキースは尚も、諦めない。



「 大丈夫だから。気持ち快くしてやるから 」

『 っ…や、』



降り注ぐキス。優しく(ついば)む様なキスを受け続けたAは、思った。


もう1人でキース先輩の部屋には来まい、と。




────



「 …お主等は、何をしておるのだ 」

「 ライ、早かったな 」

『 た、助かった… 』



今回ばかりはライ先輩に感謝しかない。




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作者より→←episode1 【 触りたい人 】



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設定キーワード:男主 , オリジナル , BL   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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ゆん - 本編から一気読みしてしまった… 面白くて読む手が止まらないです!!これからも更新頑張ってください!! (10月19日 22時) (レス) id: 981027e0af (このIDを非表示/違反報告)
あこ - にじさん» 返信めちゃめちゃ遅うなりました!! いえいえこちらこそ楽しく読ませて頂いております!!( (10月6日 7時) (レス) id: e0a6e601e7 (このIDを非表示/違反報告)
トゥクルカ(プロフ) - にじさん» にじさんから奪い合えと言われてしまった日にはもう……戦争ですね()遅くなったなんて!大丈夫です!無理せず頑張ってください(´∀`) (6月10日 21時) (レス) id: 77391b8609 (このIDを非表示/違反報告)
アカネ(プロフ) - イリスとレイランのターンは終わらない… (6月10日 20時) (レス) id: e853e23932 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - あこさん» あこさん、いつもコメント有難うございます!いちゃらぶを書きたくて衝動的に作ってしまいました…。反省も後悔もしていません!これからも応援とご愛読を宜しくお願いします! (6月10日 20時) (レス) id: f65552bfee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にじ | 作成日時:2018年3月13日 16時

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