episode.72 ページ23
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程良く栄えた島は、活気があって見ているだけでも楽しい。
これまでのONE PIECE人生の中で島に行ったのは今回も含めて3回だけ。
そう考えるとこの世界に来てから私の人生、波瀾万丈だ。でも、死ぬ前の人生より今の人生を私は楽しんでいる。それだけは自信を持って答えられる。
『 ふふ 』
「 何を笑っている 」
『 いえ、私の人生も捨てたものじゃないなぁと思いまして 』
私の歩幅に合わせて歩いてくれている2人は何時ものペースで歩けなくて大変な筈なのにそんな雰囲気はおくびにも出さない。
こういう気遣いがさらっと出来てしまうからこの人達は人気があるのだろう。
『 そう言えば、カタクリさん達はこの島に用事があったんですよね……？ 』
「 そうだ 」
『 えっと、私なんかと一緒に居て大丈夫なんですか？ 』
「 そっちの用事は全部チェス戎兵達に任せてあるから問題ないぜ 」
『 そうなんですか？ 』
クラッカーさんを見上げ、それで大丈夫なのかと問い掛ける。
だって、カタクリさんやクラッカーさんの様に強い人達を出向かせているのだ。それなりに大変というか大事な用事ではないのだろうか。
「 くくっ、お前が心配する必要はない 」
『 クラッカーさん、私のこと子供扱いしてません？ 』
私の予想が正しければ、と言うか絶対的な自信があるけれど、クラッカーさんは私の頭を撫でるのが好きだ。顔を合わせる度に私の髪を優しく撫でるのだ、子供扱いされていると思っても可笑しくないだろう。
「 A 」
『 か、カタクリさん？！ 』
頭を撫でるクラッカーさんの手から逃れるべく、クラッカーさんの指を掴む。すると、何を思ったのかカタクリさんから名前を呼ばれた。
どうしたのかと振り向くと同時に私の身体は宙に浮く。この感覚には覚えがあるからこそ私はその原因である彼の名前を叫んだ。
「 なんだ兄貴、嫉妬か！ 」
「 ……嫉妬だと？ 」
『 私がクラッカーさんを独占したからですか？！ 』
「 違ェよ？！ 」
呆れた視線を向けられた私とカタクリさん。
私は首を傾げ、カタクリさんは理解出来ないとばかりにクラッカーさんを睨んだ。
「 兄貴はそういうのに鈍いとは思ってたが……お前も大概だなA 」
『 何の話ですか…… 』
結局クラッカーさんは答えを教えてはくれませんでした。
( おい、あの女！3億の女だぜ！ )
( こりゃ一儲け出来そうだなァ！ )
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レモン - 続編ないんですか？！すっごくこの作品好きなのに！4年もたってますが、更新期待してますっ！ (1月6日 12時) (
レス) @page50 id: 97f09e59d6 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - マジで面白いです！続きお願いします！ (12月21日 15時) (レス) @page50 id: 3de4771c26 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 長らく更新されてないようですがぜひ更新再開していただけると嬉しいです、、文才が天才すぎます、、もっと麦わらの一味と絡ませてほしいです、、完結までついていかせてください、、 (2023年2月12日 14時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
キエラ(プロフ) - 今日この小説見つけてめちゃくちゃファンになりました！！続編お待ちしております... (2022年12月3日 13時) (レス) @page50 id: cdb417a741 (このIDを非表示/違反報告)
員脚 - ぞ、続編が、無い、、、、だと、、、、！！好みドストライクで続きが楽しみなんです！！初コメ失礼しました (2022年8月31日 11時) (レス) @page50 id: a61a8e014c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にじ
| 作成日時：2018年4月18日 22時
