【 チョコレート争奪戦 �� 】 ページ42
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後ろからは当然、ルナとギル二人分の足音がついてくる。
「 えー、A逃げちゃうの？ 」
「 俺達に渡してしまえば終わるぞ。」
『 すみません！俺も特別賞欲しいです！ 』
背後から投げ掛けられる誘惑を振り払い、Aは奥へと続く路地裏へ視線を向ける。
やはり二人を撒いて逃げるなら路地裏に入る方が賢いと言えるだろう。
一つの道へと狙いを定め、飛び込もうとした時だった。
Aの目前へ人影が躍り出た。驚いた拍子にAの足も止まる。ルナとギルも足を止めたのが音で分かった。
「 これはA君大ピンチ？！ 」
「 チェルドッレ学園生に追われるA君の前に現れたのは我等が聖バラッド学園3年！ 」
「 キース＝グレイスとライ＝ビンバレッジだぁ！ 」
2vs2という熱い展開に観客席も沸き立つ。見えないけど。歓声的にそんな感じ、多分。
キースは分かる、がその隣に立つ見慣れない青年にAは首を傾げた。
シェリーはライ＝ビンバレッジと紹介していた。そしてキース先輩と同じ3年。
青く長いポニーテールが風向きに合わせて揺れる。
「 途中から参加した中の一人はライだったんだな。」
「 嗚呼。キースが気に掛ける人物なのだ。一度くらいその顔を拝んでみたいと思ってもおかしくあるまい。」
「 そうだな。」
声音からするに男であり、キースの知り合いの様で。Aはと言えば初対面の先輩に戸惑いが隠せていなかった。
「 あちゃー…まさか鉢合わせになっちゃうなんて…。」
「 貴様らには悪いが、Aのチョコレートは諦めてもらうぞ。」
会話は不要と見なしたのだろうか。
4人が同時に戦闘態勢へと移る。
その中心から抜け出せていないAは、冷や汗ものだ。この4人が本気で戦ったら。
自分の身も守れないAなど、一瞬で塵である。
この場から抜け出すにはライ先輩の後ろにある路地裏に逃げ込むのが最善の手だろう。
Aは腹を
「 そんじゃまぁ…さくっと片付けてAのチョコもーらおっと。」
「 それは俺のセリフだ。」
4人が地面を蹴って駆け出した、今。
Aはライとキースが居る方へと一直線に駆ける。
捕まってはいけない。2人とすれ違う一瞬。
Aは体勢を低く保ち、その横を摺り抜ける。
間一髪。
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あこ - はいまた俺です()あぁぁまた続編ｯｯｯ!!!!ｸｯｿ、興奮すr((((((黙れ 次も楽しみにしてます!御仕事無理せず、体調に気を付けて下さい!!更新はゆっくりでも待ってます!!楽しみのひとつとなっております!!えと、頑張って下さい!!() (2018年4月2日 18時) (
レス) id: eb4bfbc582 (このIDを非表示/違反報告)
アカネ(プロフ) - 流石イリスだ。わいの推し。 (2018年3月1日 4時) (レス) id: e853e23932 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - ねむるさん» 他作品も読んで頂けるなんて…とても嬉しいです！ニヤニヤして貰える作品になっている様で嬉しく思います！2回も掛かったんですね…辛いです…。嬉しい告白を有難うございます…これからも頑張りますね！笑 (2018年2月25日 13時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - あこさん» 好きだと言って頂けるのはとても嬉しいです、有難うございます！これからも頑張らせて頂きますね！ (2018年2月25日 13時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - ーさん» 簡単な設定しか考えていませんが、次の続編で設定を入れさせて頂きますね。 (2018年2月25日 13時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にじ
| 作成日時：2017年11月26日 14時
