【 チョコレート争奪戦 IV 】 ページ40
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「 プレイヤー同士の決着も気になりますが…！ 」
「 此方では、A君が生徒会長であるユーリ＝ハーヴァンに見つかってしまったぁ！ 」
『 そういう実況はやめてくんねぇかな？！ 』
細い路地裏を駆け抜けながら、背後を確認すれば一定の距離を保って走るユーリの姿。
何度か引き離しに掛かってみるも、その効果は感じられない。
流石は生徒会長、と言った所か。
「 A君、僕にそのチョコを渡してしまった方が楽だと思うよ？ 」
『 いやいや、そんなユーリ先輩が食べる程のモノじゃありませんから…っ！ 』
魔法の強さは術者の体力に比例する。
その言葉を思い出し、大分走ったが
成程、確かに体力はある様だ。
「 半径1キロ内ニ侵入者アリ。」
『 はぁ？！ 』
「 おやおや、もう一人誰か居るみたいだね。」
これは宜しくない展開だ。
Aはこの窮地を切り抜けるべく、周囲にある物を確認する。路地裏という事もありはっきり言って役立ちそうなアイテムは見付からない。
周囲は3m程の壁で囲まれており、そう簡単には飛び越えられないだろう。
『 ユーリ先輩、諦めてくれません？！ 』
「 ははっ、それは無理なお願いだよ。」
「 騒がしいと思ったらお前達か。」
『 うわっ！ 』
「 あー…ジルじゃないか。」
路地裏とは言え一本道を大声を出しながら走って来たのだ、こっちですと敵に教えている様なものだ。
目の前の逃げ道を塞ぐ様に現れたのは、生徒会副会長のジル。
前方にジル、後方にユーリ。完全に逃げ道を塞がれた。
「 A。ユーリに渡すくらいであれば俺にくれないか。」
「 それは酷いよ、ジル。僕がA君を大好きなのは知っているだろう？ 」
『 いや、その…ごめんなさい！ 』
二人の気がAからお互いに移った一瞬の隙を突いてAは、持ち前の運動神経と火事場の馬鹿力で3mの壁へと飛び乗った。
と言っても壁の上を掴み自分の身体を引き上げた、と言う要領だ。
ジルとユーリもこの展開は予想してなかったらしく、そのままAが去るのを見ているだけだった。
いや、あの二人の間に挟まれてみろ？
蛇に睨まれた蛙状態だから。
『 来てない…か？ 』
暫く、別の路地裏から周囲を警戒する。
探知機にも反応はない。Aは肩に入っていた力を抜く。
「 半径1キロ内ニ侵入者アリ。」
『 クソ！ちったぁ休ませろ！ 』
今度は誰なんだ。
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あこ - はいまた俺です()あぁぁまた続編ｯｯｯ!!!!ｸｯｿ、興奮すr((((((黙れ 次も楽しみにしてます!御仕事無理せず、体調に気を付けて下さい!!更新はゆっくりでも待ってます!!楽しみのひとつとなっております!!えと、頑張って下さい!!() (2018年4月2日 18時) (
レス) id: eb4bfbc582 (このIDを非表示/違反報告)
アカネ(プロフ) - 流石イリスだ。わいの推し。 (2018年3月1日 4時) (レス) id: e853e23932 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - ねむるさん» 他作品も読んで頂けるなんて…とても嬉しいです！ニヤニヤして貰える作品になっている様で嬉しく思います！2回も掛かったんですね…辛いです…。嬉しい告白を有難うございます…これからも頑張りますね！笑 (2018年2月25日 13時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - あこさん» 好きだと言って頂けるのはとても嬉しいです、有難うございます！これからも頑張らせて頂きますね！ (2018年2月25日 13時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - ーさん» 簡単な設定しか考えていませんが、次の続編で設定を入れさせて頂きますね。 (2018年2月25日 13時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にじ
| 作成日時：2017年11月26日 14時
