第７７話【 アイポン事件 下 】 ページ33
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本当に勘弁して欲しい。
色とりどりな包装紙でラッピングされた箱の山。
これはもしかしなくてもアイポンだ。
箱の数は6個。
昨日集まった人全員が1台ずつアイポンをプレゼントしてきたと言う訳だ。
その理由は当然 ── …。
「 みんな、Aのアイポンに自分の連絡先を一番に登録したい、って事だね。」
『 もう…勘弁して…。』
流石にアイポン12台持ちは聞いた事ねぇよ…。
しかも1台につき連絡先が1人ずつしか登録されてないとか…。
Aは自分の机の上に置かれた箱を１つずつ確認する。
このピンクの包装紙にリボンが付いた箱はアリア。
�� Aくん、アリアが隣にいると思って使ってね♡ ��
水色の包装紙に、青いリボンが付いた箱はノエル。
�� ないと不便ですよね。A先輩のお役に立てば幸いです。��
白と赤のストライプの包装紙に、赤いリボンが付いた箱はキース。
�� Aに似合いそうな物を選んだ。使ってくれ。��
白とピンクのストライプの包装紙に、白い花が
�� やっほー！連絡先、登録しておいたから連絡くれるの待ってるよ♡ ��
グレーの包装紙で包まれた箱は、ギル。
�� 困った時は連絡しろ。��
真っ白な包装紙に、赤い薔薇の花が一輪飾られた箱は、イリス。
�� A君が気に入ってくれたら嬉しいよ。��
御丁寧に、一つ一つの箱にメッセージカードが同封されている。
全てを読み終わったAは、渋々ながらアイポンが入っているであろう箱を開けた。
「 あ、A、ちょっと待っ ── … 」
『 え、何？ 』
全ての箱のフタを開けたAは、クラインの制止の言葉を聞いて振り返る。
が、クラインは遅かった、と言わんばかりに顔を歪めていた。
「 遅かった…その箱、貰った相手が箱を開けると贈り主に連絡が行く仕組みだったと思ったんだけど…。」
『 もっと早く教えて欲しかった。』
時すでに遅し、とはよく言ったもので。
クラインの予想通り。
それぞれの包装紙に合わせた色合いのアイポンが一斉に連絡を伝えるメロディを奏で出す。
皆、暇なんだな。
震えるアイポンの箱をそっと閉じて、机の引き出しに仕舞う。
『 欲しいモノも
「 俺に言ってくれれば買ってあげるよ？ 」
『 皆して俺に
机の中で鳴り響くメロディがなかなか途切れない事にAは、本日何度目か分からない溜め息を零した。
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あこ - はいまた俺です()あぁぁまた続編ｯｯｯ!!!!ｸｯｿ、興奮すr((((((黙れ 次も楽しみにしてます!御仕事無理せず、体調に気を付けて下さい!!更新はゆっくりでも待ってます!!楽しみのひとつとなっております!!えと、頑張って下さい!!() (2018年4月2日 18時) (
レス) id: eb4bfbc582 (このIDを非表示/違反報告)
アカネ(プロフ) - 流石イリスだ。わいの推し。 (2018年3月1日 4時) (レス) id: e853e23932 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - ねむるさん» 他作品も読んで頂けるなんて…とても嬉しいです！ニヤニヤして貰える作品になっている様で嬉しく思います！2回も掛かったんですね…辛いです…。嬉しい告白を有難うございます…これからも頑張りますね！笑 (2018年2月25日 13時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - あこさん» 好きだと言って頂けるのはとても嬉しいです、有難うございます！これからも頑張らせて頂きますね！ (2018年2月25日 13時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - ーさん» 簡単な設定しか考えていませんが、次の続編で設定を入れさせて頂きますね。 (2018年2月25日 13時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にじ
| 作成日時：2017年11月26日 14時
