第７３話【 何時ものパターン 】 ページ29
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「 Aって、ほんとーに美味しそうに食べるね〜。」
『 美味しいですからね！ 』
「 A、クリームついてるぞ。」
『 んむっ？ 』
ギルの指先が唇の端に触れる。
指先に拭き取られたクリームは、そのままギルの口許へ。
ん？口許へ？
『 あ、ちょ…ギル先輩！ 』
「 …甘いな。」
『 クリームですからね！…って、そうじゃなくて！ 』
「 ？ 」
もうやだ、なんなのこの人！
天然なの？やる事がイケメン過ぎる！
「 えー、ギルいいなぁ…俺もAと間接キスしたーい。」
『 間接キスはしてません！ 』
「 あ、そっか。唇についてたんだからキスだね！ 」
『 そうじゃねぇよ！ 』
ルナ先輩も自由過ぎるわ。
何この先輩達。
もう疲れたよ…。
クラインとジェイルも見付からないし…。
あ、ケーキ屋から動いてないんだから見付からないのは当然か。
ふぅ、と溜め息を一つ零したAは窓の外へと視線を向ける。
とほぼ同時に視線を逸らす。
『 んんーっ、最近疲れてるからなぁ…幻覚でも見え始めたかなぁ…。』
「 …どうした？ 」
『 あぁ、いえいえ。何もありませんよ。はい、何も。』
うん、俺は窓越しにクラインとジェイルがこっちを
きっと他人の空似ってやつ。そうに違いない。
あれは視線で人を殺せるぞ。
いや正確にはルナとギルを見てた訳だけども。
「 あれ、Aもう食べないの？残ってるよ？ 」
『 あー…ちょっとお腹がいっぱいと言うか…胸がいっぱいと言うか…。』
ルナが不思議そうに問い掛ける。
Aの返事にふーん、と言葉を返したルナは
『 どーしました？ 』
「 そーれ、食べないなら俺に食べさせて？ 」
『 ？良いですよ。』
半分ほど残ったショートケーキを皿ごとルナの方へと滑らせればルナは不満そうに頬を膨らませた。
「 もー、そうじゃなくて！食 べ さ せ て ♡ 」
『 はぁ？！ 』
ねっ？と可愛らしく見詰めてくるルナ。
流石だ…自分の
Aが返答に困っていれば、この場では聞きたくなかった声が降ってきた。
「 よォ、A。楽しそうじゃねえか。」
『 んぐっ、』
やばい、やばいぞ…。
これは面倒なパターンだ…。
「 …聖バラッド学園の制服。」
「 そっちは…チェルドッレ学園だね。」
何、この険悪な雰囲気。
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あこ - はいまた俺です()あぁぁまた続編ｯｯｯ!!!!ｸｯｿ、興奮すr((((((黙れ 次も楽しみにしてます!御仕事無理せず、体調に気を付けて下さい!!更新はゆっくりでも待ってます!!楽しみのひとつとなっております!!えと、頑張って下さい!!() (2018年4月2日 18時) (
レス) id: eb4bfbc582 (このIDを非表示/違反報告)
アカネ(プロフ) - 流石イリスだ。わいの推し。 (2018年3月1日 4時) (レス) id: e853e23932 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - ねむるさん» 他作品も読んで頂けるなんて…とても嬉しいです！ニヤニヤして貰える作品になっている様で嬉しく思います！2回も掛かったんですね…辛いです…。嬉しい告白を有難うございます…これからも頑張りますね！笑 (2018年2月25日 13時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - あこさん» 好きだと言って頂けるのはとても嬉しいです、有難うございます！これからも頑張らせて頂きますね！ (2018年2月25日 13時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - ーさん» 簡単な設定しか考えていませんが、次の続編で設定を入れさせて頂きますね。 (2018年2月25日 13時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にじ
| 作成日時：2017年11月26日 14時
