第７０話【 仲が良い…悪い？ 】 ページ22
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『 あの3人、ちょーこわい。』
「 ははっ…お疲れ。」
イリスの拘束が緩んだ隙をついて抜け出したA。
例の3人はと言えば、言い合いに気を取られていてAが抜け出した事には気が付いた様子がない。
クライン、ジェイルと並んで寮へと戻る。
慣れない合宿を終えた直後にあの3人の間に挟まれるのはキツいものがある。
『 あー…、眠い。寝たい。』
「 おい…せめて部屋に戻ってからにしろ。」
『 歩くのダルい…ジェイル、連れてって…。』
「 ふざけんな。」
同室のジェイルに甘えてみるも、チラ見されただけであしらわれる。
Aは隣に居たクラインへと視線を向けた。
『 …クライン。』
「 うーん…そんな縋るような目で見られてもなぁ。」
クラインからも振られたAは、がっくりと肩を落とす。
『 俺の親友様は冷たいなぁ？ 』
「 言ってろ。」
「 ジェイルとは一緒にされたくないな。」
「 あ"？喧嘩売ってんのか。」
『 お前らなんなの、仲良いの？悪いの？ 』
「「 悪い。」」
『 あっそ。』
以前に比べれば同じ時間を共有する事が増えたクラインとジェイル。
ジェイルは教室にも来るようになったし、クラインも以前の様にはジェイルを扱わなくなった。
既にAを含めた3人は一つのグループとして認知されている。
しかし、犬猿の仲というか水と油というか。
何故か衝突する事もしばしばな2人。
正直な所、見ていて面白い。
「 つーか、てめェは何処までついてくんだよ。」
「 そりゃ、Aの部屋まで。」
「 はあ？ 」
「 ジェイルが変な気を起こさない様に監視だよ、か・ん・し！ 」
「 起こさねェよ！死ね！ 」
『 仲良いだろ。』
2人の言い合う声が寮の廊下に響く。
ここら辺の部屋の皆さんごめんなさい。
それにしても疲れた。早く寝たい。
『 ふぁ〜…マジで眠い。』
少し後ろを歩く2人は、言い合いを続けている。
よくもまぁ、そんなに不満が出てくるものだと最早感心してしまう。
『 ジェイル、クライン、俺眠くて死にそう。』
「 チッ…おら、早く部屋戻るぞ。」
「 大丈夫？抱いてあげようか？ 」
『 言い方。せめて背負ってあげようか、だろ。』
クラインも時々おかしな事を言う。
Aは苦笑しながら自室への
下がる瞼を懸命に押し上げ部屋に辿り着いたA。
はっきり言って、部屋に入ってベットに飛び込んだ後の記憶がない。
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あこ - はいまた俺です()あぁぁまた続編ｯｯｯ!!!!ｸｯｿ、興奮すr((((((黙れ 次も楽しみにしてます!御仕事無理せず、体調に気を付けて下さい!!更新はゆっくりでも待ってます!!楽しみのひとつとなっております!!えと、頑張って下さい!!() (2018年4月2日 18時) (
レス) id: eb4bfbc582 (このIDを非表示/違反報告)
アカネ(プロフ) - 流石イリスだ。わいの推し。 (2018年3月1日 4時) (レス) id: e853e23932 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - ねむるさん» 他作品も読んで頂けるなんて…とても嬉しいです！ニヤニヤして貰える作品になっている様で嬉しく思います！2回も掛かったんですね…辛いです…。嬉しい告白を有難うございます…これからも頑張りますね！笑 (2018年2月25日 13時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - あこさん» 好きだと言って頂けるのはとても嬉しいです、有難うございます！これからも頑張らせて頂きますね！ (2018年2月25日 13時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - ーさん» 簡単な設定しか考えていませんが、次の続編で設定を入れさせて頂きますね。 (2018年2月25日 13時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にじ
| 作成日時：2017年11月26日 14時
