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碓井Side
私が椅子に座ってアップルティーを味わっていると、みやびさんが恐る恐る声をかけてきた
みやび「…Aさん、どうしてここにいらっしゃるのですか…？」
みやびさんは"A"に話しかけたのであり、"於久"に話しかけているわけじゃない
私はそう認識し、返事をしなかった
みやびさんは私に返事をする気が無いと分かったのか、その後4人が戻ってくるまで口を開くことはなかった
カードフォンを開けば彼からメッセージが来ており、内容は"みやびさんがいなくなった"というもの
まさかみやびさんが私の目の前にいるなんて、彼らは思っていないだろう
いや、彼が話してるのは"A"だから考えなくて当然か
碓井「何考えてるんだろ、」
私はアップルティーを身体に流し込み、そっと目を閉じた
みやび「家康くん！」
4人はズタボロになったアイツを連れて帰ってきた
ジャンヌ「この後どうするつもりですか」
息子「しばらく奴をここに閉じ込めておき、時を待つ。」
碓井「なぜ？」
息子「家康がいなくなったら、銀杏高校の覇者は間違いなく信長になる。そうすれば、家康は完全に見放され、帰る場所を失う」
この人は、アイツにどんな恨みを持っているのだろう
どんな恨みであったとしても、私がこの立場を利用することには変わりない
嫌われたっていい、覚悟はもうずっと前からできていたから
今更歩みを止めるつもりはない
息子「どうした」
ペリー「ノブナガが、」
ペリーの少し焦った声が聞こえて顔を上げれば、入口側の壁に織田くんの顔が映し出された
みやびさんも身体の向きを変え、しっかりと見つめている
織田くんは喉の調子を整えた後、いつもの余裕そうな表情で自己紹介をした
織田「聞こえるか黒百合。俺は銀杏高校1年、織田信長。」
みやびさんは立ち上がり、映し出された映像をしっかり見つめる
織田「今から貴様らに宣言する。俺たちは日下部みやび、並びに徳川家康を奪還する。」
息子「何⁉」
織田くんの言葉に、4人は驚きを隠せていなかった
アイツも助ける、という織田くんの考えに納得がいかないのだろう
織田「家康、待っておれ。案ずるなみやび、多少は急ぐ。」
映像が切れ、男は怒り狂った様子で机を強く叩いた
私は耳をふさいだが、抱き寄せてくれる人はいなかった
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針鼠 - 串様ご返信ありがとうございます。この作品が終わってからでいいので書いて頂けると嬉しいです。 (2022年10月5日 23時) (
レス) id: 706a486dc6 (このIDを非表示/違反報告)
串(プロフ) - HVLJsFO52BTlerPさん» コメントありがとうございます。長く更新ができず申し訳ございませんでした。今日中には更新できるよう頑張ります！ (2022年10月4日 19時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
HVLJsFO52BTlerP(プロフ) - 早く続きがみたいです！ (2022年10月4日 17時) (レス) id: 380c3aa155 (このIDを非表示/違反報告)
串(プロフ) - 針鼠さん» 返信遅くなってすみません。女体化ですか…今はこの小説をメインで更新しているので今すぐにというのは難しいですができるだけのことはやってみますね。リクエストありがとうございます。 (2022年10月2日 22時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
針鼠 - 長文ですみません。 (2022年10月2日 9時) (レス) id: 706a486dc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：串 | 作成日時：2022年9月19日 18時
