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碓井Side
その場は明智くんを仲間にしたような雰囲気になっていたが、私はそんな気は一切なかった
明智くんが言ったあの言葉に、怒りを隠せなかった
みやび「Aさん、」
みやびさんは、私も明智くんを信じると発言させるために今名前を呼んだのだろう
しかし残念ながら私はその希望に応えることは出来ない
碓井「明智くん、やっぱり私は君のことを信用する気になれない。」
豊臣「Aちゃん、」
碓井「今日はこれで帰るわ。私のことは気にしないで。」
私はそれだけ言って倉庫を出た
これ以上居たら、私が明智くんを傷つけてしまうかも知れないと思ったから
酒井「A、」
門を出たところで聞き慣れた声が聞こえ、振り向くと彼の姿があった
酒井「なんかあんなら言えよ。全部聞くから。」
碓井「…なんで、」
酒井「Aが1人になりたがる時は文句がある時。」
彼は私の隣に立ち、私と歩幅を合わせて歩き始めた
彼は私が話し始めるのを待っているようで、敢えて私の顔を見ないようにしながら歩いてくれた
碓井「…"命かける"って言葉、そんな軽々言ってほしくなかった。」
酒井「…」
碓井「たった一言で機嫌が悪くなる自分が嫌だった。明智くんのこと信じられない自分が、」
酒井「俺だって本気で信じてるわけじゃねぇよ。」
彼が私の言葉を遮った
酒井「けど、一応情報は貰ってんだからそれなりに、って感じ。」
だからそこまで気にすんな、そう言って彼は私の手に指を絡め、強く握った
私はその手を握り返すことができなかった
碓井「…ごめん、」
私は彼を置いて帰ってしまった
明智「天に向かって唾を吐くだ！」
皆は明智くんを特進の仲間だと認めた
特進の中で認めていないのはおそらく私だけ
碓井「やっぱり向こうの方が良いのかな…」
私が呟いた言葉を聞いていたかのように、カードフォンに電話がかかってきた
かけてきたのはジャンヌで、例の一件についてであることは明らかだった
碓井「もしもし？」
ジャンヌ「(ナマエ)、近く銀杏に乗り込むことになった。詳しいことは直接伝えたいのだが…」
碓井「分かった。すぐ向かうわ。」
私は置き手紙を残し、教室を出た
皆は、私がこんな事をしていると知ったらどう思うだろう
私が救いようのない人間だと、気づいてくれるだろうか
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針鼠 - 串様ご返信ありがとうございます。この作品が終わってからでいいので書いて頂けると嬉しいです。 (2022年10月5日 23時) (
レス) id: 706a486dc6 (このIDを非表示/違反報告)
串(プロフ) - HVLJsFO52BTlerPさん» コメントありがとうございます。長く更新ができず申し訳ございませんでした。今日中には更新できるよう頑張ります！ (2022年10月4日 19時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
HVLJsFO52BTlerP(プロフ) - 早く続きがみたいです！ (2022年10月4日 17時) (レス) id: 380c3aa155 (このIDを非表示/違反報告)
串(プロフ) - 針鼠さん» 返信遅くなってすみません。女体化ですか…今はこの小説をメインで更新しているので今すぐにというのは難しいですができるだけのことはやってみますね。リクエストありがとうございます。 (2022年10月2日 22時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
針鼠 - 長文ですみません。 (2022年10月2日 9時) (レス) id: 706a486dc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：串 | 作成日時：2022年9月19日 18時
