己の行く末 ページ24
碓井Side
ジャンヌ達から受け取ったものを持って神社に向かうと、本殿の前に皆が集まっていた
黒田「信長、策はいらぬか？必要ならば存分に与えるが。なぁ？」
竹中「あぁ。腹が一杯になるくらいの策をな。」
織田「策などいらん。貴様らがいれば…」
そう言って織田くんは座っている理事長の方を振り向いた
別府ノ守「仲間か。武将の血に抗い、陳腐な友情などにほだされおった出来損ない共が…」
武田「この戦、俺らの勝ちだ！」
別府ノ守「勝ちか…ハハハハ、お前らが今ここで勝とうが負けようが、なーんの意味もない」
男は突然笑いだし、彼らに"お前たちは生まれた時点で負け"だと言った
黒田くんに話をしたかと訊ねると、黒田くんはうつむいた
別府ノ守「悲しい悲しい、己が行く末の話を。」
どうやら、黒田くんのあの話は理事長から聞いたものらしい
私達は既に知っている、
豊臣「それ、俺らが武将のクローン、って話か？…せやろ。」
伊達「そして、18までしか生きられんのだろう。」
上杉「僕達は知ってるよ。」
そう、自分たちが作られた存在であり、未完成であったということを
私達はもう知っている
その話は、私が皆と別れる前に黒田くんの口から聞いた
皆はその話を聞いて顔を下げたが、"是非に及ばず"と言って顔を上げた
豊臣「みやびちゃん、18までたっぷりデートしまくるで。」
井伊「こんな時まで女の話かよ。」
伊達「貴様の最期、この両眼で見届けようぞ！」
上杉「何があろうとも、理事長、お前に塩は送らん。」
私は皆が理事長に向けて話すのを遠くから見つめていたが、理事長と目が合ったため皆に近づいた
別府ノ守「今日を生き延びたとしても18までしか生きられぬさだめ。お前らの人生には、なーんの意味もない。」
碓井「人生の意味なんて、もうとっくに見つけてるわよ。」
私の声が聞こえたことに驚いたのか、皆は目を見開いてこちらを見つめる
別府ノ守「何の意味じゃ！」
碓井「…」
私の視線に気づいたのか、黒田くんはため息をついて答えた
黒田「フッ、真の友を得た。」
黒田くんの言葉に、皆は安心したように微笑んだ
黒田「碓井、」
碓井「……特進の皆は、貴方の計画である戦によってお互いぶつかりあった。そして、心からの友となった。」
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針鼠 - 串様ご返信ありがとうございます。この作品が終わってからでいいので書いて頂けると嬉しいです。 (2022年10月5日 23時) (
レス) id: 706a486dc6 (このIDを非表示/違反報告)
串(プロフ) - HVLJsFO52BTlerPさん» コメントありがとうございます。長く更新ができず申し訳ございませんでした。今日中には更新できるよう頑張ります！ (2022年10月4日 19時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
HVLJsFO52BTlerP(プロフ) - 早く続きがみたいです！ (2022年10月4日 17時) (レス) id: 380c3aa155 (このIDを非表示/違反報告)
串(プロフ) - 針鼠さん» 返信遅くなってすみません。女体化ですか…今はこの小説をメインで更新しているので今すぐにというのは難しいですができるだけのことはやってみますね。リクエストありがとうございます。 (2022年10月2日 22時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
針鼠 - 長文ですみません。 (2022年10月2日 9時) (レス) id: 706a486dc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：串 | 作成日時：2022年9月19日 18時
