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碓井Side
碓井「Aとあの子を天秤にかけたら、どっちが重いのかしらね？」
私の口から出た問題に、2人は顔を見合わせて頷いた
酒井・榊原『A/碓井！』
碓井「は？」
予想外だった
どうしてあんなに汚い人間を選ぶのか、私には理解できない
榊原「日下部も大事だが、なんせ碓井はダチの彼女なんでな。」
前田「今は目の前の事に集中するだけだ。」
碓井「そう…貴方達はそんなにAのことが大切なのね…」
井伊「あぁ、信長には申し訳ねぇが。」
碓井「Aの本性を知っても、そう言ってられるかしら⁉」
そう言って私は手首の包帯を取った
露わになった傷に空気が触れ、とてつもない痛みが襲う
これは、家康がAにつけた傷
私のせいでついてしまった傷
この状態を彼らが見るのは2回目か
碓井「貴方達は頭が悪いのね。」
私は背の高い男、榊原に狙いを定めた
この痛みにAは耐えられない、耐えられないから私が代わる
私の方が痛みを流せるから、後に残りづらいから
榊原「っ、」
彼は私に反撃をしなかった
碓井「このまま時間が経つのを待つつもり？」
榊原「殴ったら碓井に傷がついちまうだろ！」
碓井「貴方が倒れるほうがAは傷つくんじゃない⁉」
私はそう言って彼にもう一発入れた
彼は私を睨むだけで、何もしてこなかった
私は倒れ込んだ榊原を見下ろし、一言呟いた
碓井「…やっぱり違った。」
すると右腕を掴まれた感触がして、振り返ると酒井が居た
私が左手で手刀を入れようとすると左腕も掴まれ、身動きが取れなくなった
ように思えた
碓井「蹴られる、とは思わないの？」
酒井「蹴れんなら蹴れよ。」
その目は真剣そのもので、私の顔が強張るのが分かった
酒井「蹴れねぇだろ、Aが傷つくから。」
碓井「…そうね。でも、」
私は彼の胴を思い切り蹴り、彼を榊原が倒れているあたりまで飛ばした
碓井「今までの傷に比べれば、ずっと浅い。」
井伊と前田が倒れ込んだ2人に駆け寄り、私はそれをじっと見つめる
その場を離れようとは思わなかった
ここで何か変わるような気がしたから
井伊「っ、酒井、」
酒井「おいA！お前の演技なんかバレてんだよ！」
ほら、やっぱり彼が一番分かってる
姉さんの言うとおりだ
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針鼠 - 串様ご返信ありがとうございます。この作品が終わってからでいいので書いて頂けると嬉しいです。 (2022年10月5日 23時) (
レス) id: 706a486dc6 (このIDを非表示/違反報告)
串(プロフ) - HVLJsFO52BTlerPさん» コメントありがとうございます。長く更新ができず申し訳ございませんでした。今日中には更新できるよう頑張ります！ (2022年10月4日 19時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
HVLJsFO52BTlerP(プロフ) - 早く続きがみたいです！ (2022年10月4日 17時) (レス) id: 380c3aa155 (このIDを非表示/違反報告)
串(プロフ) - 針鼠さん» 返信遅くなってすみません。女体化ですか…今はこの小説をメインで更新しているので今すぐにというのは難しいですができるだけのことはやってみますね。リクエストありがとうございます。 (2022年10月2日 22時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
針鼠 - 長文ですみません。 (2022年10月2日 9時) (レス) id: 706a486dc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：串 | 作成日時：2022年9月19日 18時
