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碓井Side
みやび「"逃げても無駄だ。裏切り者を通じて全て筒抜け"…」
酒井「バレてる？」
裏切り者が、この中にもまだ居るということか
そしてその人物が私達の行動を全てアイツに流している
伊達「敵だ！」
伊達くんの声に入り口を振り返ると、赤と青のジャージを着た生徒たちがじりじりと近づいてきた
榊原「なんだおめぇら！」
「っしゃぁぁ！」
大きな声を出しながら走ってくる人たちの力は、特進の皆には敵わなかった
あっというまにやられ、彼らはリーダーぽい人の合図で走って逃げていく
碓井「何だったのあの人…」
私が彼らのあっけなさに呆れていると、ブザーが鳴って魔村さんの放送が流れた
魔村「この旗印戦、家康くんの勝利とします。」
前田「また家康の勝ち？」
井伊「秀吉！」
井伊くんの目線の先には、ぐったりとマットに背中を預けた豊臣さんの姿があった
酒井「秀吉！おい！気を失ってる、」
榊原「生きてる生きてる」
2人が豊臣さんを心配しているのを見て、こういうところなんだよなぁ…と場違いなことを考えてしまった
結局クラスメイトのこと大切なんだよこの人達は
私は豊臣さんの手に収められていた紙に気づき、そっと取り出した
井伊「またか。」
私は紙を破らないように開き、中の文字を読み上げた
碓井「"お前らに降りかかる厄災の元凶は、信長貴様だ"」
みやび「…一体、誰が裏切り者なのでしょう」
豊臣さんが保健室に運ばれると、もう何度目かも分からない裏切り者探しが始まった
私が少し離れたところでその様子を見守っていると、織田くんが突然出口に向かって歩き始めた
みやび「信長くん、」
井伊「やめろ信長、これは家康の策略だ。」
酒井「そうだ。動くな。」
伊達「大将のお前が動けば和が乱れる。この中に潜む裏切り者もそうだ。全ては和の崩壊、それが奴の狙いだ！」
碓井「やられた2人も、貴方が動くなんて望んでないはずよ。」
私はそう言って立ち上がり、彼の横に立った
碓井「アイツに勝ちたいんだったら、動くのは今じゃない。」
でも、私の言葉は織田くんには届かなかったようだ
織田くんは倉庫を出ていき、私達はその背中を追いかけることができなかった
離れていく背中を見つめることしか、私達にはできなかった
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針鼠 - 串様ご返信ありがとうございます。この作品が終わってからでいいので書いて頂けると嬉しいです。 (2022年10月5日 23時) (
レス) id: 706a486dc6 (このIDを非表示/違反報告)
串(プロフ) - HVLJsFO52BTlerPさん» コメントありがとうございます。長く更新ができず申し訳ございませんでした。今日中には更新できるよう頑張ります！ (2022年10月4日 19時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
HVLJsFO52BTlerP(プロフ) - 早く続きがみたいです！ (2022年10月4日 17時) (レス) id: 380c3aa155 (このIDを非表示/違反報告)
串(プロフ) - 針鼠さん» 返信遅くなってすみません。女体化ですか…今はこの小説をメインで更新しているので今すぐにというのは難しいですができるだけのことはやってみますね。リクエストありがとうございます。 (2022年10月2日 22時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
針鼠 - 長文ですみません。 (2022年10月2日 9時) (レス) id: 706a486dc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：串 | 作成日時：2022年9月19日 18時
