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ページ49

碓井Side





ペリー「まさか本当に銀杏の生徒になっているとは。旗印戦、というものをしていると聞いたが?」





碓井「ええ。でも、貴方達からしたらそこまで面白いようなものでもないわよ。」





私は4つのカップにアップルティーを注ぎ、彼らの前にそっと並べた





私達は円形のテーブルを囲むように座り、懐かしさを感じながら談笑した





ジャンヌ「オク、こちらに来るつもりは本当に無いのか?私は、(ナマエ)が傷つくのはもう嫌なんだ…」





彼女は本気で私を心配してくれているようだ





彼らは、私の過去を知っている数少ない人物の中に含まれている





それは私が彼らのことを信用しており、大切に思っていることの証拠。





しかし、伝えていない彼…酒井のことが大切でないのかと言われると、それもまた違う





碓井「私はもう銀杏の生徒だから。それで?今日はどんな用?」





始皇帝「銀杏高校との戦だ。オクにも手伝ってもらいたいと思った。」





戦?黒百合と銀杏に因縁なんてあっただろうか





ペリー「戦の目的は徳川家康を捕まえることだ。君なら家康の信用を得ていると思ったんだが…」





碓井「私はアイツと仲良くはしてないわ。それに、アイツを捕まえてどうするの?」





始皇帝「それは答えられない。だが、銀杏の奴らは家康のことを嫌っているのではないか?」





確かに、特進の人たちはアイツを嫌っている





けど、黒百合のやり方でアイツを捕らえれば、織田くんたちが奪還しに来るはず





私が黒百合に味方すれば、彼らは私のことを突き放すだろうか





碓井「分かったわよ。できることはするわ。」





私が諦めたようにそう言えば、3人は安心したように笑った





ペリー「よし、それでは改めて」





ジャンヌ「オクとの再会を祝福しよう!」





黒いジャージを着た人たちが机の上に白い箱を置き、開けば中から大きなタルトがあらわれた





ジャンヌ「好きだと言っていただろう?準備しておいたんだ。」





碓井「これ、私が断ってたらどうなってたのよ」





始皇帝「オクが私達の誘いを断るはずがない。」





本当、私はこの人達にどこまで信用されているというのか





碓井「嬉しいわ。ありがたくいただくわね。」





この私の仮面のような笑みも、彼らの瞳には本心のように映っているのだろうか





私の素顔を知った時、皆はどんな気持ちになるだろう

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(プロフ) - あんずさん» お待たせしました〜。不定期更新でごめんなさい… (2022年9月5日 5時) (レス) @page35 id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - やった!更新された!いつもありがとうございます (2022年9月3日 21時) (レス) id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 青晴空 さん、今急いで編集しました!ご指摘ありがとうございます (2022年8月27日 15時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
青晴空(プロフ) - オ リ ジ ナ ル フ ラ グたってますよー (2022年8月27日 14時) (レス) id: 06dde910e2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - @さくら さん、ありがとうございます。 (2022年8月27日 14時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年8月26日 18時

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