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ページ41

碓井Side





碓井「"裏切り者は黒田、そしてまだ他にもいる"…」





酒井「やっぱりあいつだったんじゃねえか。」





教室に入ると、ホワイトボードに黒い紙が貼ってあった





榊原「他にもいるって…これ貼った奴も裏切り者ってことだよな?」





黒田くんが裏切り者、これ嘘だ





恐らく、本物の裏切り者が黒田くんの前に現れるように自分で貼ったな





果たしてこれが吉と出るか、はたまた凶と出るか…





榊原「おい、何処行くんだよ」





井伊「あ?便所。」





井伊くんが教室を出て行った





井伊くんは裏切り者で確定か。















しばらくして、黒田くんが教室に戻ってきた





黒田くんは貼り紙を見てため息をつき、教室を見渡した





酒井「…」





教室の中はピリピリとした緊張感に包まれてて、普段なら一番に突っかかっていく彼でさえ声を出さないほど。





そんな中、一番に口を開いたのは上杉くんだった





上杉「黒田、どういうことなのか説明してもらえないか。」





伊達「ここまであからさまな情報が出回っているんだ、白黒はっきりさせておこう。君が裏切り者かどうか」





黒田くんは顔を床に向け、ゆっくりと言葉を述べた





黒田「…そうだな、正直に言おう。俺は、裏切り者だ。皆を欺いていた。」





伊達「つまり、君は自分で考えた作戦を私達にやらせておきながら井伊を痛めつけていた、と」





黒田「相違ない。」





すると、伊達くんはその言葉を待っていたかのように黒田くんに近づき、一発顔に拳を入れた





倒れ込んだ黒田くんを立ち上がらせながら伊達くんは続ける





伊達「一発では足りんだろう。人を裏切れば、いつかバチが当たる。」





伊達くんがもう一発拳を入れようとした時、教室内に太鼓の音が響き渡った





私は思わず耳を塞いで目を閉じ、横に座る酒井に肩を抱き寄せられる





優しく肩を叩かれてそっと目を開けば、黒田くんが土下座するのが見えた





私は手を降ろし、黒田くんの言葉に耳を澄ませた





黒田「だが今は、家康に対抗する策はPBB作戦を置いて他にはない!作戦を再開してはもらえぬだろうか?この通りだ」






伊達「…いずれにせよ、君には外れてもらう。この先いつ裏切られてもおかしくないからな。君はもう仲間ではない。」





黒田「そう思われても仕方がない。それだけのことをしたんだ。」





そういう空気になっている中、文句を言ったのはみやびさんだった

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(プロフ) - あんずさん» お待たせしました〜。不定期更新でごめんなさい… (2022年9月5日 5時) (レス) @page35 id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - やった!更新された!いつもありがとうございます (2022年9月3日 21時) (レス) id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 青晴空 さん、今急いで編集しました!ご指摘ありがとうございます (2022年8月27日 15時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
青晴空(プロフ) - オ リ ジ ナ ル フ ラ グたってますよー (2022年8月27日 14時) (レス) id: 06dde910e2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - @さくら さん、ありがとうございます。 (2022年8月27日 14時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年8月26日 18時

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