酒井くんには彼女がいるようで【新・信長公記】

調理実習 ページ5

榊原Side



「今日作るのは卵焼きですよ〜。一見簡単そうに見えても…」





碓井「ちょっ、砂糖入れすぎ、」





酒井「え？」





酒井と碓井、距離近くねぇか？





昨日も一緒に居たらしいけど、俺らはなんにも聞いてねぇ





その距離はふつうの知り合いにしては近すぎんだろ





井伊「…原、おい、榊原、」





榊原「んあっ⁉」





井伊「お前早く卵寄越せよ。酒井のこと気になってんのか？」





榊原「あ、わりぃ。いや…なんか仲良さそうだなって」





基本３人組でやってるけど、俺らのところは４人





でも、俺は井伊と２人でやってる





酒井が、碓井と２人でやってるから





酒井「っ、ほれ」





碓井「上手上手。最後ちょっと焼いて」





酒井「ほいよ。」





後ろの机でやってる２人、もう夫婦みたいじゃねぇか





井伊「ほら、どうだ」





榊原「すげぇ！井伊かっけぇ！」





井伊「酒井のもありゃなかなかじゃねぇか」





榊原「碓井がいるからだろ」





井伊がつくったやつ、もう売れるんじゃねぇか





井伊「酒井、そっちできたか」





酒井「Aが２つ目作ってる。」





今、名前呼びした？





したよな？





榊原「おーすげぇ、碓井は料理得意なのか」





碓井「趣味と言ったほうが正しいですね…はい、できました」





酒井「美味そう。食べていい？」





碓井「どうぞ。」





榊原「俺も食べたい。井伊も食べるだろ？」





井伊「…」





榊原「井伊？」





井伊「ん？どうかしたか？」





酒井「Aが作ったやつ食うか？」





井伊「あぁ。サンキュー。」





俺らは卵焼きを口の中にいれた





美味っ





井伊「美味いじゃねぇか」





酒井「流石、Aやっぱ上手だな」





榊原「酒井のも食おうぜ」





井伊「おう、こっちも美味いな」





酒井「だろ？」





榊原「碓井の教え方が上手いんだろ。」





まぁ、結構美味いけどな










黒田「秀吉、手柄の横取りか？」





豊臣「誰が作るかより、誰が喜ぶかが大事ちゃう？」





井伊「秀吉、ほんとお前卑怯だな。俺も見た、それ。」





秀吉「は？」





榊原「そうだ、お前確か普通の中学から来たんだよな？」





秀吉「うん。そやけど」





井伊「だったら、この卑怯者からぶっ倒すかぁ？」





酒井「いいねぇ、そうすれば余裕で1ポイントゲット」





次の日、まさか俺と酒井が負けるなんてな

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