検索窓
今日:18 hit、昨日:21 hit、合計:41,621 hit

ページ3

碓井Side



今頃、特進のクラスの人達は私を探してるのかなぁ





まぁ、そうじゃないと逆に心配もしちゃうんだけど。





ガララッ





酒井「Aっ!」





碓井「…久しぶり、」





教室に入ってきたのは、酒井忠次





走ってきたのだろうか、顔に汗が滲んでいるし、少し息が荒い





酒井「はぁ、お前、なんでこの学校来たんだよ、」





彼は私の隣に座った





碓井「なんでそれ聞くの?」





酒井「…この学校、ヤンキーばっかだし…」





碓井「君だってヤンキーじゃん。」





酒井「いや、女子が来るには、なんというか…」





碓井「みやびさん、大変そうだもんね」





酒井「んぅ、まぁ…」





彼は口ごもってしまった





碓井「本当は、言ってた高校に行くつもりだった。」





酒井「!じゃあ、」





碓井「けど最後にあった日の後から、しばらく入院してた。」





酒井「は、入院?そんなこと一回も、」





碓井「退院したのが一週間前。受け入れてもらえたのはここだけだった。だから、ここに来た」





酒井「…」





碓井「今は一人暮らししてる。お金は親が貯めてたのがあるから、それなりには生活できてる」





酒井「…」





碓井「入院してる間に、私、変わったんだって。考え方も、行動も。人が変わったみたいって。」





酒井「…どこも変わってねぇよ」





碓井「…?」





酒井「お前はずっと変わってなんかねぇよ。居ないと思ったら家庭科室にいるし」





碓井「…そうだね、」





酒井「まぁ…その…あれだ。なんかあったら呼べや。できるだけのことはするから。」





そう言って顔を逸らされながら頭をポンポンされたのも久しぶり





酒井「そろそろ戻んぞ。」





碓井「他の人達は?」





酒井「さぁ?知らね」





碓井「あの3人も置いてきたみたいね。」





酒井「だって、Aが…………たから…」





碓井「なんて?」





酒井「Aが心配になったから!何回も言わせんな」





ちゃんと迎えに来てくれるのも、そうやって顔を赤らめる所も変わってない





碓井「じゃあ、帰ったら私達質問攻めじゃない」





酒井「くっそ、Aのことバレんのか…」





碓井「もうコケた時にバレてるでしょ」





酒井「いや、あれは…」





碓井「ほら、教室まで連れて帰るんでしょ」





酒井「覚えてるくせに、」






碓井「まぁね」





私は彼の後ろを着いて行った

・→←捜索



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (59 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
114人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - あんずさん» お待たせしました〜。不定期更新でごめんなさい… (2022年9月5日 5時) (レス) @page35 id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - やった!更新された!いつもありがとうございます (2022年9月3日 21時) (レス) id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 青晴空 さん、今急いで編集しました!ご指摘ありがとうございます (2022年8月27日 15時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
青晴空(プロフ) - オ リ ジ ナ ル フ ラ グたってますよー (2022年8月27日 14時) (レス) id: 06dde910e2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - @さくら さん、ありがとうございます。 (2022年8月27日 14時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2022年8月26日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。