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先輩にお礼とは言えども日程を連絡して何をしたらええんか、とかいろいろ考えとったら今日の授業が終わっとった。
今日は部活もないしまっすぐ帰ってソファに寝転がりケータイと睨めっこ。
「勢いで連絡先交換してもうた……」
思わず出た言葉、今家に誰もいなくてよかったと思いながらまたケータイを見た。
ほんまにどうしようかな、デートに誘うわけにはいかへんし……
先輩の好きなものなんてちゃんと知らへんし、でもあの日メロンパン選んでたからメロンパンは嫌いではないはず。
「そっか、メロンパン！」
お気に入りのパン屋が近くにあってそこのメロンパンがうまいからそのメロンパンを渡そう。
そのパン屋はクロワッサンが有名やからクロワッサンも入れて…
やけど女の子はそんなに食われへんやろうから事前に言うてたほうがええよな、なんて思い連絡を入れた。
坂田明日、今日のお礼にパンを渡したいです!
と送ってから意味わからん文章送ってもうたなって思ってすぐに返事が来た。
Aえ!ほんとに!明日は購買でパン買わずに楽しみにしてるね!
思ってたよりテンションが上がってる先輩が可愛くて俺はにやけが止まらんかった。
あれやけど了解スタンプを送って連絡は終えて
明日は早起きして先輩に渡すパンを買いに行こう、と思ってケータイを充電器に挿した。
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