【ドラクエ8】旧き世界の星雲7

冒険の書270 ページ26

え？え？え、ちょちょちょ！
今なんて言ったの、この人！！

法皇様が死んだ？初耳なんですが。


うん…？ちょっと待って…。ひと月前………



ひと月前って、エイトが捕らえられた日？



………………、、、



…犯人分かっちゃったねぇ。



殺ったね、あの人！！！





「法皇様が亡くなられたのは、丁度わしらがこの煉獄島に閉じ込められて、すぐ後か」




ていうか、これ誰にも気付いてもらえないやつだよね。


おーい、エイトー。




「…………」




聞こえてないね。誰か気付いてもらえないかな…って…！




「……？…あんた、さっきからどこ見てるのよ？」




「いや……俺の気のせいか…？何か見えちゃいけないものが見えてるのか？」




「何言うてるんでがす？」




「お前らは見えてないのか？……俺の目が変なだけ？？」




お！ククール、見えてるんだね！！それは素直に言うべきでしょ！




「あ、分かったわ。一応修道院にいたんだし、幽霊を見る力があるんじゃないの？」




そう！そう！ゼシカ、それ！

いい加減素直に話せや、ククール。




「そんなものが見えちまうなんて、俺も心が腐ったもんだな」




あーもう。話すか！




『見えてないふりすんじゃないわよ。見えてるんなら言えっつーの！』




「…！？その声…A…？何でここにいるんだ？」




「え！どこどこどこ！？どこにいるのよ！」




『その様子だと見えてるのククールだけかな？
さすが、幽霊を見る目あるね。

まあ、私が今この状態でいるのは後で話すとして、法皇様が死んだって…本当なの？』





全員の様子を見ると、本当かはまだ分からないらしいが、ひと月前だとあの人が殺したと見ていい。


なら、尚更ヤバくない？






「体が光ってるけど大丈夫なのか？」




『え！？早…魔力足りなくて時間切れか…。

ごめん…もうここにいれないや！でも、絶対に君らは逃れる。大司教が打開策でも出すんじゃないかな？


時間…がない…や…！じゃ……ね……！』






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__






やっぱり時間がないのはダメだな…。

魔力がもう少しあれば良かったけども…！！



高速で自分の体へと戻っていく。

やっぱ自分の体が一番だよね。動きやすいし。





『痛たたた…っ』




「あ、戻った。戻ってきましたか！！

王様ー、姫様ー！Aが帰ってきました」

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