冒険の書160 ページ46
真っ白な世界に1つの扉の影が現れた。
それは、どこかで見たことあるあの扉と同じ現れ方。
『え?何故月影の窓が?』
正直言ってとても焦る。
だって特に何も願ってないのに急に現れるの怖すぎんか?←
一応入ってみるか…もし、違ったら違ったで怖いけど…
目を開けた時には月の世界の光景があった。
今回で3度目になる、あの不思議な空間が広がっていた。
何度見ても綺麗だな。ここは孤立してるけど、奥に行ったらもっと栄えていたりするんかな。
『失礼しますよーっと…って、誰も居ないじゃない』
まさかの留守?嘘だぁー!
どうやって戻ったらいいのか分からないのにイシュマウリさんが留守じゃ駄目だろ!
どこで何してるんですかー、早く戻ってきてください。ここに迷っている子羊いるよ←
「……おや?Aじゃないか。ここまで来てどうしたのだ?」
『(良かった。願ったら帰ってきたわ)イシュマウリさん!聞きたい事があって来たんです』
「?言ってごらん」
『その前にイシュマウリさん名前が長いので略してマウリさんと呼ばせて頂きますね。
…単刀直入に伺います。
私って死んだんですかね?』
マウリさんは首を傾げた。
そうだよね。いきなりこんな事聞いたらね…
『いきなり聞いてもですよね。
実は最後に会ったあの後、ジュインというなんか懐かれた鳥と昔から一緒にいたレジェンドホースのジェスがついて、全員の力もあってようやく昨日、ドルマゲスを倒したんです。
でも昨日、ドルマゲスの持っていた杖を握ってしまったゼシカが…強大な闇に囚われてしまったんです。
それが感じ取れた私は、ゼシカを追いかけたんですが、ジェスは威力が増したメラゾーマを受けた。そして、私はゼシカに腹を刺されそうになった。
記憶がここまでしかないんですが、目を覚ました時には死んだのか否かも分からなくて…』
マウリさんは何も言わずに最後まで聞いてくれた。
「その話を簡単にすると、君の仲間が闇に囚われ、それを感じ取ったから止めようとしたが出来なかった。そして、殺されてしまったのかが分からないということだね」
凄いな、マウリさん。
自分の長ったらしい話を簡単にまとめてしかも理解しているって…
尊敬の対象になるよ、本当。
「まず結論から言おう。
君、鳥君、そしてレジェンドホースのジェスは死んでいない。
月の光が守ろうとしたかどうかは分からないが、地上では気絶している」
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水竜ルカ(プロフ) - リスタさん» 返信遅れました。ありがとうございます!ホメロスはピカチュウを利用して勇者達を襲っています←ちゃんと言ってます!笑 更新頑張りたいです!! (2021年10月7日 16時) (レス) id: 3141647bc0 (このIDを非表示/違反報告)
リスタ - 以前、リクエストした絵を見ました!ホメロスはピカチュウって言ってくれましたか?こんな二人は可愛かったです♪更新も頑張って下さい!グレイグ「可愛いな〜♪」ピカチュウ「ピカ♪(グレイグ♪)」 (2021年10月2日 0時) (レス) id: 85e8ed9632 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:竜灸 | 作成日時:2021年8月13日 14時