冒険の書99 ページ23
Aは空を見て、ふと思った。もし、あの天の川の一部だったら、どれだけ綺麗なのだろうと。
空に浮く星はキラキラと輝きを増していた。
『空…めっちゃ綺麗だね』
「そうだね」
『もし、星がさ、こっちに降ってきたらどうする？』
ここでAが問いを投げかけた。
「その星が降ってきたら…？え、死んじゃうじゃん、僕達」
『違う違う、そうじゃなくて。小さく輝いているまま落ちてきたら…って話だよ。
私だったら…、それに触ってみたいなぁなんてね』
「へぇ、良いじゃん！」
夜が明けるまでの時間はまだまだ程遠い。
そのまま何もしないまま、時間だけが過ぎていき、宇宙のように輝いていた天の川も少し消えかかってきた。
Aは、目の下にクマが出来ている事も知らずに、目をパッチリと開けていた。
エイトはというと、完全に寝てしまっていた。
『エイト…寝ちゃってる…』
エイトはAの声により、ようやく自分が寝てしまっていたことに気づいた。
驚いて、はっと顔を上げた。
「はっ！僕寝ちゃっていた！？ごめん」
『ははは…仕方ないよ、まだ深夜だし…』
「A、クマ凄いことになってるよ？」
エイトが心配するが、Aはまだ平気と粘っている。星は先程より弱いが、まだ輝きを失ってはいなかった。
＿＿＿＿＿＿＿＿
〜ポルトリンク〜
昼間は賑やかな港町も夜になれば別の話。
どっちかっていうと、昼間はあまり好きじゃない。がやがやしていて煩いから。
それに、すぐ人が集ってくる。
だけど、この町の人間は私に優しくしてくれる。それもこれも、すべてはあの方が拾ってくれたからだ。
「ん？何だ、ジェス。まだ起きていたのね」
そりゃあ、眠れませんよ。
なんていったって、かれこれ1ヶ月以上会えていないんだから。
「あの子に…会いたいのね？」
勿論。ですが、行っては駄目なのではと、思ってしまいます。
「そんなことないよ。…そうだ、ジェス。今日はとても空が綺麗な日だ。あんたから会いに行ったら？」
私から…！？
「ああ！サプライズで行ってやりな。そうだ、ついでにこれ、あの子に持っていってやって」
りんご…！
「いってらっしゃい！」
行ってきますと同時に、私は空へと走り出した。
まずは、彼女の水晶を見つけなくては…！
…待っていてください、A！
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水竜ルカ(プロフ) - リスタさん» こちらこそ、リクエストありがとうございました！ (2021年8月11日 10時) (
レス) id: 1c18505a05 (このIDを非表示/違反報告)
リスタ - リクエストに答えてくれてありがとうございます！ピカチュウ「ピカチュウ〜♪(ホメロス〜♪)」きっとホメロスになついてしまいましたね♪本当にありがとうございます！ (2021年8月11日 0時) (レス) id: 85e8ed9632 (このIDを非表示/違反報告)
水竜ルカ(プロフ) - リスタさん» か、可愛い！？ありがとうございます！双頭の鷲が仲良くしてたらいいですよね！魔軍司令ホメロス君もやれそうなので、期待に応えられるようにします！！ (2021年8月6日 23時) (レス) id: 597f6561ca (このIDを非表示/違反報告)
リスタ - リクエストに答えてくれてありがとうございます♪双頭の鷲と仲良くね♪ピカチュウ「ピカピカチュウ♪(グレイグ〜♪ホメロス〜♪友達になろうよ♪) 」可愛いですね！ (2021年8月6日 18時) (レス) id: 85e8ed9632 (このIDを非表示/違反報告)
水竜ルカ(プロフ) - メテオさん» ありがとうございます！更新できるよう頑張ります！ (2021年7月3日 20時) (レス) id: 70638f7983 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜灸 | 作成日時：2021年6月25日 22時
