冒険の書19 ページ21
牢屋の中にぶち込まれたエイト達は静かに時を待っていた。
「くそっ濡れ衣だ！！ここから出しやがれい！！」
「騒いでいてもしょうがないわ。
何とかしてこの牢屋から出る方法を考えないと。
ねぇエイト、A。何か良い方法思いつかない？」
『今のところは…ねぇ』
「僕もまだ思いつかないや」
『この牢屋を蹴破れる程の力があればいけるかも？
でもそんな力はないし…』
「仕方ないよ。
それ以外で出れる方法を考えるしかないね」
「ねぇ、兄貴。そういや力の種があった様な気が
するんでげすよ。兄貴のポケットに入ってないでがすか？」
「かわりに変なきのみが入ってたよ」
「よっしゃ。それを食べて牢屋を出るぞい」
『いや、王様。力の種と勘違いしてるよ、それ』
「ちょっと‼何しりとり会話してんのよ！
…待って。誰かくる！」
『！？』
コツコツと足音が近づいてくるので、エイト達は静かにした。
牢屋の前にやってきたのは……
「こんばんは、皆さん。お元気そうで何よりだね」
『…！ククール！！』
「てめぇ‼」
あの銀髪騎士ククールだった。
ヤンガスはククールに突っかかるが、牢屋の扉が前にあり手は届かない。
「おっと。そう怒るなって。さっきは悪かった。
お詫びに……ほら」
ククールは鍵を見せると扉を開けた。
「どういうこと？」
「ここじゃあ、上の階に声が聞こえちまうかもしれない。話は後だ。ついて来な」
ククールに「こっちだ」と誘導されながら、行くとそこは拷問室の前…尋問室だった。
見張りはいびきをかいて寝ていた。
「見張りは…よし。ここから先は絶対喋るなよ」
静かに尋問室に入る。
「夕飯の時、あいつの飯に眠り薬を入れたのさ。
……よし。よく眠ってる。効いてるみたいだな。
さぁこの奥だ」
ククールについて来たのは、拷問室だった。
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水竜ルカ - メテオさん» 返信遅れました。コメントありがとうございます！頑張ります！！ (2021年4月29日 13時) (
レス) id: 6d7c17fb01 (このIDを非表示/違反報告)
メテオ - 更新頑張ってください！面白いです！！ (2021年4月20日 20時) (レス) id: 2801cd44d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜灸 | 作成日時：2021年4月2日 14時
