冒険の書18 ページ20
「…仕方のない奴め。
まあいい、あいつの処分はいつでもできる。
それよりも」
マルチェロはエイト達を見た。
「…待たせたな。では君達に話を聞こうか？
どうしてあの部屋にいた？何が目的なんだ？
さっさと白状したまえ」
「だからアッシ達は何もやってねぇって言ってんだろ！」
「同じ事を何回も言わせないでください‼」
また始まるかと思いきや、再度扉がノックされた。
「今度は何だ」とマルチェロが聞くと、
「修道院の外でうろついていた魔物を捕らえました」
という団員の声が聞こえた。
団員は魔物…ではなくトロデ王を連れてきて、蹴り飛ばした。
「イテテテ…何をする！？」
「おい、ヤンガス！ゼシカ！A！
こんな所で何しとるんじゃ？エイト、答えんか！」
タイミング悪くトロデ王が入ってきた為、気まずそうにヤンガスとゼシカはそっぽを向いた。
Aやエイトはゼシカ達の様にはならないが、ちょっと黙ってしまった。
「…旅人殿はどうやらこの魔物の仲間らしい。
この様な澄んだ目をした方々が！！」
「なんじゃお前は！！無礼者め、その手を放さんか！
おろせ！助けてくれ、エイト！A！」
「王っ！」
「魔物の手下どもめ。オディロ院長は騙せても、
この私はそうはいかんぞ。
指輪を盗み、忍び込んだのもその魔物の命令だな？
神をも恐れぬ罰当たりどもめ。
院長を殺せば信仰の要を失い、混乱する。
その隙を狙い、勢力拡大を図った…そんな所か」
『ちょっと待って！そんな狡賢い考え方、
する訳ないじゃないか！！君の勘違いでしょ！？』
「そうよ！濡れ衣だって言ってるじゃない！
何回言わせるのよ！？」
「この魔物達を牢屋へ！明日の夜明けと共に
拷問して、己の罪の重さを思い知らせてやる！」
エイト達は団員達に取り囲まれた。
「…明日の夜明けを楽しみにしておくんだな。」
牢屋へ連行され、5人まとめて入れられた。
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水竜ルカ - メテオさん» 返信遅れました。コメントありがとうございます！頑張ります！！ (2021年4月29日 13時) (
レス) id: 6d7c17fb01 (このIDを非表示/違反報告)
メテオ - 更新頑張ってください！面白いです！！ (2021年4月20日 20時) (レス) id: 2801cd44d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜灸 | 作成日時：2021年4月2日 14時
