冒険の書16 ページ18
Asaid
「いたぞ！こいつらだ！！」
「オディロ院長の命を狙うとはなんたる罰当たりめ！！」
は？え、何？何を勘違いしてるの？この人ら。
何も狙ってないし、様子見にきただけだよ？なぁ。
「これは…何の騒ぎだね？」
「オディロ院長。聖堂騎士団団長マルチェロ、御前に参りました」
「おお、マルチェロか。一体何があったのだ？」
「修道院長の警護の者達が次々に侵入者に襲われ、
深手を負っています」
「なんと！？」
警護の者達ってあれか？橋に倒れていた団員の事か。
そんな事を思っているとマルチェロはさらに続けた。
「もしやと思い、駆けつけました所………
昼の前からこの辺りをうろついていた賊を今ここに捕らえたというわけです」
おい誰だ賊とか言った奴は。
完璧に私達の事言ってるよね？
めっちゃ勘違いされてるんですけど。
オディロ院長が口を開き、
「しかしマルチェロよ。この方達は怪しい者ではない」
「何をおっしゃいますか！現に見張りが…！」
「かようにも澄んだ目をした賊がいる筈があるまい。何かの間違いじゃろう」
オディロ院長ー！優しすぎませんか！？
「しかし…！
………分かりました。
ただどうしてこの夜更けに院長の元を訪れたのか、それだけは聞いておかなければなりません。
よろしいでしょうか？」
『！？』
「ほっほっほ。お前は心配性じゃのう。
分かった。それならよかろう」
「ありがとうございます」
うわー嫌な予感がするんですがー。うわー(棒)
オワタかもしれないね。
その予感はやはり的中して、私達は尋問室に連れて行かれた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「いい加減にしやがれ！
濡れ衣だって言ってんだろ！！」
「そうよ！あんた達の仲間に頼まれて院長の様子を見にいったんだって、さっきから言ってるじゃない！！
大体、どうして私達がこんな目に遭わなきゃならないの！？」
「…院長は甘すぎる。お前たちが犯人でないなら、
部下たちは誰にやられたのだ？」
『だから知らないって言ってるじゃないか！！
耳あんのか！？え！？』
「耳があるから聞いているのだろう！！
…私の目は誤魔化せんぞ。白状するまで……」
マルチェロと口論している時、扉をノックする音が聞こえた。
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水竜ルカ - メテオさん» 返信遅れました。コメントありがとうございます！頑張ります！！ (2021年4月29日 13時) (
レス) id: 6d7c17fb01 (このIDを非表示/違反報告)
メテオ - 更新頑張ってください！面白いです！！ (2021年4月20日 20時) (レス) id: 2801cd44d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜灸 | 作成日時：2021年4月2日 14時
