冒険の書11 ページ13
「すまないが、院長の部屋へ行くための道はそれしかないんだ」
『確かにかなり遠回りだけど、仕方ないよ。行こう』
「廃虚の入り口はあんたらに預けた騎士団員の指輪で開くらしい。だからそいつはもう少し持っていてくれ。
とにかく、グズグズしてて手遅れになったら何にもならねぇ。修道院長の事、頼んだぞ」
ククールは謹慎されている為、エイト達だけで廃虚の修道院に向かった。
廃虚の修道院に向かっている途中。
「あいつの頼みなんか死んでも聞きたくないけど…。その道化師はドルマゲスかもしれない…。とにかく廃虚に急ぎましょ！」
「待て、ここから先は通さん。我を倒してからいけ」
『え、邪魔…』
「戦うしかないか…いくぞ！」
それぞれ武器を構えて攻撃に備える。
「では此方からいかせてもら…ガ！」
さまようよろいが走ってきて剣技でも繰り出すかと思いきや、石につまづいて転んだ。
えっなんなのこいつ。
「くｯ中々やるではないか！！」
『いやこっち何もしてないんだけど』
「どんな戦術を使ったが知らんが、次はそうはいかんぞ！」
「ねぇエイト。こいつ何なの？何がしたいの？」
「さあ……あっ分かったわ。こいつ、きっと旅人に勝負を仕掛けては勝ってに転げて今も自分が勝てそうな相手を探してるんだよ。そういう哀れな奴なんだよ。
多分」
「エイトまで何言ってんの…」
「その通りだ、旅人y「えっちょ、正解なのっ！？」
さまようよろいは今度は草に足を引っ掛けていた。
「私は強くなりたかったのだ。強くなるなら何でもやる覚悟でいたのだ。ある時思いついたのが、強い旅人相手なら強くなれるのではないかという事だ」
『そっか。それで…』
「嗚呼、だがしかし、もうこれを何百回続けても負けてるのだ」
それ多分自分の不注意だよ。うん。
「もういい、ここで終わりにしよう。さぁ殺せ、殺すがいい！私を生かしておいたらきっと私はお前たちを殺すことになる」
さまようよろいは寝転び、自分を殺せと言ってきた。
『デジャブ(既視感)』
「ま、まぁいいじゃないでがすか。このまま無視しやしょうぜ」
「そうよ！こんな奴に構ってる暇ないわ！いきましょ！！」
エイト達はこいつを無視して廃虚に急いだ。
「え、無視なの？」byこいつ
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水竜ルカ - メテオさん» 返信遅れました。コメントありがとうございます！頑張ります！！ (2021年4月29日 13時) (
レス) id: 6d7c17fb01 (このIDを非表示/違反報告)
メテオ - 更新頑張ってください！面白いです！！ (2021年4月20日 20時) (レス) id: 2801cd44d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜灸 | 作成日時：2021年4月2日 14時
