【最遊記】桃源郷の魔法使い〔壱〕 (ページ7)

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First game① ページ7

数日後

ジープの上にて

悟空「おいっ悟浄！席替われよっ！お前が前に居ると煙たくてしょーがねーだろ！？」

悟浄「あぁ、悪ィな。後ろにお子様乗ってんの忘れてたぜ」

悟空「ンだとッ！？」

三蔵「…いい加減にしろよ貴様ら＃なんなら降りて走るか？」

相変わらずのやり取りにクスリと笑う

「…そう言えば私、悟浄のタバコ慣れちゃったなぁ」

悟浄「おっ。じゃあAちゃんも吸ってみる？」

ニヤリと笑って肩を組まれる

悟浄「ついでに関節キ((」

八戒「やめてください」

お兄ちゃんは運転中だから前を向いたままだけど、その背中から黒いオーラが見えた…気がした

悟浄「…ジョーダンデス」

苦笑いして私から手を離し、再び自分で吸い始める

「…ねぇ、関節なに？」

悟空「ついでに何させようとしたんだよ！？」

悟浄「そんな事も分からねーガキは黙ってろ！」

悟空「ガキじゃねーよ！」

「悟空はともかく、私は成人済みだよ？」

そう言うと、何故か沈黙が広がった

悟浄「…これだから天然ちゃんは」

三蔵「…やっぱりエ〇河童とバカ猿は降りて走れ。いいな？」

悟浄・悟空「「何で！？」」

八戒「あははは。まーまー、もうすぐ町が見えてくるハズです。久々に屋根のある所で眠れそうですねェ」

茄陳(コーチン)の町

男1「───このアマ！あやまれっつってんだよ！」

女の子「嫌よ！ワザとぶつかって来たクセにッ」

男2「その荷物置いてきゃ許してやるって。可愛いカオに傷残したくないだろ？」

女の子「！いい加減に((………え？」

悟浄が、絡んでいた男1を足で倒し、女の子を見る

悟浄「ﾁｯ…ンだよ、ガキかよ」

さらに、ぐりっと男の頭を踏み付けた

悟浄「おい。この辺に宿屋ねェか？宿屋」

女の子「…は？」

男2「ンだてめェら！？邪魔しようってンなら((」

今度は悟空が男2を殴る

悟空「ビンゴ♡」

私達三人が乗ったジープもすぐ側に止まった

「あーあ…」

三蔵「おい悟空！悟浄！あんまり派手な行動をとるなっつっただろ！？」

八戒「僕らも充分目立ってますよ、三蔵」

悟空「8.5倍は地味だって」

三蔵「当社比だろ？」

うん、まあ、妖怪を倒す時に比べればね…

悟空「ほい」

落としていた野菜を拾い、女の子に渡す

悟空「俺ら旅してンだ。メシのうまい宿屋教えてよ」

八戒「駐車場完備だと嬉しいんですが」

女の子「…そっ、それならウチが───」

その子の家が宿屋らしく、泊めて貰える事になった上、食事も用意してくれた