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「ハァ…ルフィ君……！！！ハァ…しっかりせぇよ……！！！生きにゃいかんぞ！！！」
ジンベエはA達より先に湾岸の方へ進んでいた。
一方、ルフィはインペルダウンからの疲労の蓄積とイワンコフのホルモンの連続使用で体が耐えきれず、気絶していた。
「撃て！！！」
背後から砲撃音。
「お前さん…しっっかり！！生きにゃあいかんぞ！！！」
すると、氷の地面がビキビキとひび割れる。
ドォン！！！
ジンベエの前にマグマが噴火した。
「！！？」
「わしが“逃がさん”言うたら、もう生きる事ぁ諦めんかいバカタレが…」
氷の地面を溶かして回り込んで来たサカズキが現れた。
「そのドラゴンの息子をこっちへ渡せ…！！ジンベエ」
「そりゃあ出来ん相談じゃ…わしはこの男を命に変えても守ると決めとる！！」
「じゃあもう…二度と頼まんわい…！！！」
「おどきぃジンベエ〜〜〜！！！麦わらボーイに手出しはさせナ〜〜〜ブル！！！」
「“
ギョロっとサカズキを睨み付けるイワンコフ。
「
ボコォォ…ン！！！
破壊音が轟いた。
「イナズマさん！！！」
「イワ様ァ〜〜〜〜っ！！！」
サカズキに負け、倒れるイワンコフ。
「ジンベエ…渡さんかい。ドラゴンの息子をォ…この後ロジャーの息子も始末せにゃあならんのじゃけえ…お前に付き合ってる場合じゃないんじゃあ…！」
「はぁ…はぁ…海へ出ればわしの土俵じゃ！！逃げきれる！！」
海へ飛び出たジンベエだった、が。
「……！！しまった……！！氷か！！！」
「すまんねジンベエ…」
遠くで見ていたクザンが呟く。
海はクザンの能力で既に凍らされていた。
背後からは味方がやられる声がしている。
「！！来たか！！」
サカズキは走り出し、ジンベエめがけ飛び出した。ジンベエは応戦しようと拳を突き出すが、無意味に終わる。
ジンベエはルフィを庇おうとした瞬間、サカズキの拳がジンベエを貫通し、気絶しているルフィの胸を焼いた。
「アアアッ！！！」
「邪魔しよるのう…ジンベエ！！」
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作者名：斉和 | 作成日時：2023年11月16日 19時
