TIME.27 ページ7
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「何が“生きていい”じゃ…！そいつらは海賊王ゴールド・ロジャーと革命家ドラゴンの息子！！貴様らの血筋はすでに大罪だ！！！誰を取り逃がそうが、貴様ら兄弟だけは絶対に逃がさん！！！」
意識を取り戻していたサカズキが、手始めだと言わんばかりにエースを狙い、攻撃を仕掛けてきた。
「…っ、おい！！降ろせ海兵！お前まで巻き込まれんな！！」
『大丈夫。落ち着け』
「何を……！！」
Aは人差し指を口に添えて、エースを見る。
そのジェスチャーに促され、エースは黙った。そして、Aは口を開く。
『信じてますよ。
その直後、不死鳥の鋭い鉤爪と、花剣の刀剣が、サカズキの首と腕を切り裂いた。
「マルコ！ビスタ！」
エースが2人の名を呼ぶ。
「っ、ああ……うっとおしいのぉ……！！！」
痛みはあった様だが、まったく致命傷には至らなかった。
動きが止まった隙に逃げ出すA達。
『……えーと。不死鳥と花剣。
「……やめろよい」
「お嬢さんの台詞が、涙腺に来たもんでね」
2人は鼻を啜る。少し、目尻も赤くなっていた。
マルコは鼻を擦り、息を吸う。
落ち着いたところで、Aに叫んだ。
「おい、変人海兵！俺達の船まで走れよい！」
『言い得て妙。でも、いいの？敵だけど』
「エースを助けて貰ったんだ。ここから逃がしてやるくらいしたっていいだろ？お嬢さん」
『ははっ花剣っていい男ですね。7番隊隊長殿もそうだったけど』
「おや。ラクヨウと戦ったのかい？」
『はい。あと、火拳を逃がすために、少し協力して貰いました』
「ほお〜…あいつが…」
意味深にニヤリと笑うビスタだった。
話している間に、白ひげの
「オヤジ！！！皆、逃げてくれ！！！この戦場、俺達が請け負った！！！」
「馬鹿な真似やめろスクアード！！！てめぇ死ぬ気じゃねぇか！！！」
「…………！！そりゃそうさ。俺はオヤジにそれだけのことをした。例え償いにならなくても……！！こうでもしなきゃ俺の気が収まらねぇ！！！」
「スクアードの奴……！！つまらねぇ方法を選びやがって！！」
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作者名：斉和 | 作成日時：2023年11月16日 19時
