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「Aさん…！助かった…！はぁ…はぁ…」
『いえいえ、私は吹っ飛ばしただけです。後は白ひげ氏に任せましょう』
ザバァアッ！！！
「『！！』」
すると突然、凍らされていない海から一隻の潜水艦が浮上してきた。
「あれは…」
ジンベエは息も絶え絶えになりながら、ポーラータング号に視線を向けた。
「麦わら屋をこっちへ乗せろ！！！」
「(麦わら屋…？)お主は誰だ！！」
「麦わら屋とはいずれは敵だが、悪縁も縁！こんなところで死なれてもつまらねぇ！！そいつをここから逃がす！！！一旦俺に預けろ！！！俺は医者だ！！！」
「質問に答えとらん…！」
『(やっぱりいた…！)ははっ…でもここはお言葉に甘えましょう』
「急げ！！！こっちへ乗せろ！！！」
『火拳、君もこの船に乗るんだ』
担いでいたエースを降ろした。
「…俺は縁もゆかりも無ぇぞこいつらに」
『トラファルガー！火拳も頼んでいいか！？』
「！…１人増えたくらい構わねぇ！！早くしろ！！」
Aに名前を呼ばれたことに一瞬目を見開くローだったが、直ぐ様2人を急かした。
『火拳。必ず迎えに行くからこれを預かっていてくれ』
「…ジッポ？」
『私にとって大切なモノだ。無くすなよ？』
「…無くさねぇよ」
『あと…これも』
Aは首から提げていたネックレスをエースの首に提げる。
そこには指輪が通されていた。
「…分かった」
すると、潜水艦めがけて砲弾が撃たれた。
「海へ潜るぞ！！！」
「うわぁ！！酷い傷だよ！生きてるかな！！急ご…」
『またな火拳！ジンベエさん！』
伸ばした手は間に合わず、空を切る。
エースは再び戦場へと戻って行くAの後ろ姿を、ただ、見ていることしかできなかった。
「“
「潜水艦が狙われた！！海面が凍るぞォ！！！」
海面が凍り、潜水艦を襲う。
「うわ！危ねェ！！！」
「
無数のレーザーが海を襲い、海中にいる潜水艦は全速力で海底へと逃げる。
「───これでまだ生きてたらァ…あいつらァ運が良かったんだと諦めるしかないねェ〜〜〜…！！」
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作者名：斉和 | 作成日時：2023年11月16日 19時
