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『……それじゃあ、これからも宜しく。蘇芳曹長』
「末永〜くな。A軍曹」
笑い合う二人だった。
「あらら。昇格おめでとう」
「『！？』」
急な声に驚く二人。
『びっくりしたぁ〜…どうしたんですかクザンさん』
「ほんまや…心臓飛び出るかと思うたわ」
「いやだって親しい古株が念願の昇格よ？祝うでしょ普通」
『……入隊してから、20年近く経ってますからね。そう考えると、血反吐出そう』
「「なんでよ/なんでやねん」」
二人してハモる。
『いやぁもう若くないんだなぁって……精神的ダメージが』
「33やろ？若いやん」
「A年齢不詳感あるから大丈夫でしょ。あ、これケーキ」
『……(興味ねぇなこいつら)』
「Aとっときの珈琲入れてや」
「お〜いいね頼むよA」
『はいはい……』
Aは重い腰を上げ、コピ・ルアクを用意した。
「A〜抹茶ロールケーキ、レアチーズケーキ、ベリータルト、ザッハトルテどれがいい？」
『え？じゃあチーズケーキで』
「あと一個！」
『へ？じゃ、じゃあベリータルト』
「思った通りのやつ選んだな」
「せやねぇ」
『……好みがバレてたのか』
「まぁわかるやろ」
「分かりやすいからなAは」
蘇芳は抹茶ロール、クザンはザッハトルテを選んだ。
『はい。お待たせしましたコピ・ルアクです』
三人は美味しくケーキと珈琲を味わったのだった。
後日、クザンからお高めのルームフレグランスを頂きました。
めちゃくちゃいい匂いでお気に入りです。というかセンス良すぎか。さすが大将。モテて来たんだろうなぁ現在進行形で。
ルームフレグランスを前に思考を巡らすAだった。
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Miho／ミホ(プロフ) - 今出ている話を全て読ませていただいたんですが、最高に面白いです…!!!!オリジナルキャラの蘇芳がめちゃくちゃ好きです！物語も面白くてドキドキしました！これからの更新楽しみにしています！頑張っください！！ (2022年8月17日 20時) (
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作者名：斉和 x他1人 | 作成日時：2022年5月21日 23時
