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『………チッ』
センゴクの話を聞き終わったAは俯き、小さく舌打ちをした。
周囲は未だ海兵達の雄叫びが響いている。
「？……おい、A。頼むから変な気ぃ起こさんといてくれよ？」
『………』
「返事せえや」
無視するAに頭を掻く蘇芳だった。
そして、センゴクの話が終わって間もない頃、再び雄叫びが湾内に響き渡る。
「来たぞォ────！！！」
「全員戦闘体勢！！！」
海兵達の目に写るのは────総勢４３隻の海賊船の大艦隊。新世界に名を轟かす錚々たる面々がマリンフォードに集結していた。その無法者達は紛れもなく、白ひげ傘下の海賊達だった。
「お前らまで…！！！」
艦隊を見て、驚いた表情で体を震わすエース。
「フッフッフッフッフッフッ！！コリャ面白ェ…！！ゾクゾクしてきたぜ！！！早く来い、白ひげ！！！」
興奮するドフラミンゴ。
すると、どこからかゴボゴボと大きな音が聞こえてきた。
「！まさか…！」
何かに気付くセンゴク。
「……こりゃあとんでもねぇ場所に現れやしねぇか…！？」
「布陣を間違えたかねぇ」
焦るガープとつる。そして、次第に音は大きくなり湾内に巨大な影が現れた。
ザパァン！！！
「うわァアアア！！！モビーディック号が来たァ！！！」
「次いで３隻の白ひげ海賊団の船！！！湾内に侵入されました！！！１４人の隊長達もいます！！！」
「白ひげ……！！！」
「グララララ…何十年ぶりだ？センゴク」
白ひげはゆっくりとモビーディックの船首に登ってきた。
「俺の愛する息子は無事なんだろうな……！！！！」
死刑台に視線を向ける白ひげ。
「グラララララ……！！！ちょっと待ってな……エース！！！」
「オヤジィ！！！！」
「……こうも急接近されるとは……」
「グラララララ……」
すると、白ひげは腕に力を込め始めた。
海兵一同が生唾を飲み込む。
ドォン！！！
大きな音が響いた後、大気がミシミシと音を立て、ひび割れる。
すると、海が大きくうねり、巨大な爆発が起こった。
「“海震”！！！」
センゴクが叫ぶ。白ひげは笑っていた────
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Miho／ミホ(プロフ) - 今出ている話を全て読ませていただいたんですが、最高に面白いです…!!!!オリジナルキャラの蘇芳がめちゃくちゃ好きです！物語も面白くてドキドキしました！これからの更新楽しみにしています！頑張っください！！ (2022年8月17日 20時) (
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作者名：斉和 x他1人 | 作成日時：2022年5月21日 23時
