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『海軍の中でも“大将”の肩書きを持つ将校は、その人と後2人だけなんだ』
「「「「「「「!!?」」」」」」」
「げ…A……」
Aは麦わらの一味の前に姿を現した。
「だだだ、誰だお前!!」
ウソップがAを指差す。
『ああ、申し訳ない。私は海軍本部軍曹のAと言います。この人を捕縛しに来ました』
「「「「は???」」」」
『──それで話の続きなんだけど、この人が“青雉”って呼ばれてて、他の二人は“赤犬”と“黄猿”って呼ばれてるんだ。そして、その上に海軍トップのセンゴク元帥が君臨してるって感じかな。一応この人は世界政府の最高戦力の一人です』
「なるほど分かりやすい……ってあんたも海軍なんだろ!!悠長に俺達に説明してんじゃねぇよ!!!というかなんでそんな奴がここにいるんだよ!!!もっと何億とかいう大海賊を相手にすりゃいいだろ!!!ど…どっかいけーっ!!」
「あららら。こっちにも悩殺ねーちゃんスーパーボイン!!今夜ヒマ?」
「何やってんだノッポコラァ!!!💢」
「話を聞けオラァ!!!💢」
『はははっ面白いな君達』
「Aは黙って。…ちょっと待ちなさいお前ら。まったく…そっちこそ話を聞いてたのか?俺ぁ散歩に来ただけだっつってんじゃないの。そうカッカするな。大体お前らアレだよホラ…!!
──忘れた。もういいや」
「「話の内容グダグダかお前っ!!!💢」」
「何なんだこいつ…!!!おいロビン!!人違いじゃねぇのか!!!こんな奴が海軍の大将な訳がねぇ!!」
「オイオイ。そうやって人を見かけで判断するな。
俺の海兵としてのモットーは『ダラけきった正義』だ」
「「見かけ通りだよ!!!」」
『ふふっやっぱり面白いな』
「あなたは……青雉の部下なの?」
ロビンはAに話し掛けた。
『ん?ああ、大将だから必然的に全ての海兵の上司だけど、私の直属では無いよ。たまにこうやってふらっとどっか行っちゃうから、連れ戻してくれってよく頼まれるんだ……めっちゃめんどくさいんだけどね……』
「あなたは、?…なに?」
Aに急に手を差し出され、疑問符を浮かべるロビン。
『ん?いや、立てるかなって。大丈夫?』
「………ええ、ありがとう」
ロビンはAの手を取り、立ち上がる。
そして、Aはクザンに近寄り、尋ねた。
『──話はまとまりましたか?クザンさん』
「ああ。Aも荷造り手伝ってよ」
『了解』
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Miho/ミホ(プロフ) - 今出ている話を全て読ませていただいたんですが、最高に面白いです…!!!!オリジナルキャラの蘇芳がめちゃくちゃ好きです!物語も面白くてドキドキしました!これからの更新楽しみにしています!頑張っください!! (2022年8月17日 20時) (レス) @page20 id: 42a2ebe18e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:斉和 x他1人 | 作成日時:2022年5月21日 23時