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『今日はバスクチーズケーキを作ってみました』
美味しそうだと各々喜んでいる。
Aはバスケットから水筒とカップを取り出す。
『あと、今回合わせる飲み物はー…ルフナです！』
「ルフナ？」
『渋みが少なくて、ちょっぴりスモーキーで深い甘みを感じる紅茶なので、バスクチーズケーキに合うかなって』
皿に取り分け、紅茶をカップに注ぐ。
「…Aさんは絵になるのう」
「そうだな」
『あはは、おだててもこれ以上は何も出ませんよ』
準備を終えたAは席に付く。
お茶会(という名の定例会)が始まった。
「A。この本前に読みたがっていただろう」
『え！貸して頂けるんですか！？』
「ああ。私は読み終わったからな」
『ありがとうございます！』
ふと横を見ると、バスクチーズケーキを頬張るミホークと味わって食べているジンベエがいた。
『ははっ美味しいですか？二人とも』
「「ああ。/もちろんじゃ！」」
台詞が被った二人を見て笑う。
瞬く間に時間は過ぎていった───
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同日夕刻。
Aは食堂に夕食を食べに来ていた。
バイキング形式の為、ご飯を取りに行く。
うーん。あ、茸の炊き込みご飯がある。じゃあこれに具沢山の豚汁と鰹のしょうが焼きにしよう！
THE・和食。はうあ…好き。
『いただきます』
豚汁を最初に手にし、食べる。
ん〜っ出汁が染み込んだ大根と柔らかい豚肉が堪りません！
炊き込みご飯を口に入れ、鰹も一緒に頬張る。
ふわ…ここが天国か。茸も鰹も生姜もなんて罪作りなの…。
そんなこんなで幸せいっぱいの表情で食べるA。
他の海兵達の視線を一人占めしていたことに気付いていないAは再び口いっぱいに頬張った。
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シャワーを浴び、制服からスウェットに着替える。
髪を乾かし、出窓に座り窓を開ける。
サァ…と心地良い潮風が吹く。
Aは煙草を箱から取り出し、口に咥える。
マッチで火を着け、息を吸い込み、煙を吐き出した。
すると、風が煙を拐っていった。
ぼーっと煙草の煙を見つめるA。
ああ…やっぱりこのにおいはあの人を思い出す。
『ロシナンテ中佐…』
願わくば、もう一度。
『貴方に逢いたい』
Aは吸い終わった煙草を灰皿に押し付け、窓を閉める。
そしてベッドに潜り込み、眠りに入った。
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斉和(プロフ) - 防弾チョッキ（初心者）さん» う…！(吐血) 有難いお言葉に嬉死する…！ありがとうございます！ (2022年5月14日 1時) (
レス) id: 667609841b (このIDを非表示/違反報告)
防弾チョッキ（初心者） - 初めまして。作品拝見させていただきました。素晴らしいですね。（鼻血）天才でしょうか。 (2022年5月13日 22時) (レス) id: 16da95312d (このIDを非表示/違反報告)
斉和(プロフ) - ユイさん» ふわああ…ありがとうございます！嬉しいです！ (2022年4月27日 0時) (レス) id: 667609841b (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 面白かったです!!!最高すぎます!!!!! (2022年4月26日 19時) (レス) @page6 id: 82f627da90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斉和 | 作成日時：2022年4月25日 16時
