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夕方になり、食堂に来たA。
茸の炊き込みご飯と具沢山の豚汁と鰹のしょうが焼きを選び、カウンター席に着き食べ始めた。
「お、美味そうなの食うとるやん」
『ん？なんだ蘇芳か』
「最近俺の扱い方雑ちゃう？」
『……とか言いつつ“オイシイ”とか思ってたり……』
「思うとるに決まっとるやん」
しれっと言い切った蘇芳はAの隣に座り、ご飯を食べ始めた。
「んー！鰹のしょうが焼き美味いなぁ！」
『炊き込みご飯も美味しいよ』
和食好きな二人は同じものをチョイスしていた。
すると、二人に声をかけた人物が。
「あらら。二人とも美味しそうなの食べてるじゃない」
『クザンさん』
「大将も今メシか？」
「そーなのよ。というかA、俺のこと本名で呼んでくれてる…！」
『労働時間とっくに終わってますが？』
キッパリと言ったAに噎せ込む蘇芳。
その姿を見かねて背中を叩いて落ち着かせるA。
クザンも心配し、大丈夫？と声をかけた。
『というか、クザンさん。私に(貴方達に気を使うために、わざわざ)時間外労働でもしろと？』
心底面倒臭そうな表情をするA。
「おー…こんなにがっつり括弧の中見えることってあるんだな」
「はっはっは！ちょ、メシ食えん！」
クザンの言っていることを無視して再びご飯を食べ始めたA。
幸せそうに食べるAの表情を見て、何にも言えなくなってしまったクザンだった。
他の海兵達の視線を一人占めしていたことに気付いていないA。
そしてAは再び口いっぱいに頬張った。
Aは部屋に戻り、シャワーを浴びる。
浴室から出たAはスウェットに着替え、出窓の窓を開け放った。
サァ…と心地良い潮風が吹く。
すると、電伝虫がぷるぷるぷると鳴き始めた。
受話器を取り、名前を名乗ったA。
「“……俺だ”」
『…“俺”という名前の人間に心当たりはありません』
電話を切ろうとするA。
「“スモーカーだ！”」
ふうと溜め息を吐くA。
『今度は最初からちゃんと名乗りなよ？スモーカー』
「“……電伝虫が擬態すんだからいいだろ”」
『よしじゃあ切るね』
「“わかったから切るな！”」
久しぶりの会話に笑い出す二人。
一頻り笑って満足したAは喋り出した。
『スモーカーは今、ローグタウンにいるんだっけ？』
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斉和(プロフ) - 防弾チョッキ（初心者）さん» う…！(吐血) 有難いお言葉に嬉死する…！ありがとうございます！ (2022年5月14日 1時) (
レス) id: 667609841b (このIDを非表示/違反報告)
防弾チョッキ（初心者） - 初めまして。作品拝見させていただきました。素晴らしいですね。（鼻血）天才でしょうか。 (2022年5月13日 22時) (レス) id: 16da95312d (このIDを非表示/違反報告)
斉和(プロフ) - ユイさん» ふわああ…ありがとうございます！嬉しいです！ (2022年4月27日 0時) (レス) id: 667609841b (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 面白かったです!!!最高すぎます!!!!! (2022年4月26日 19時) (レス) @page6 id: 82f627da90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斉和 | 作成日時：2022年4月25日 16時
