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“センゴクさん、元帥就任おめでとうございます！これは
ふっと微笑むセンゴク。
ふと、もうひとつ赤い小さな箱が入っているのに気づく。
再び箱を開けると、黒くて長い紐の様なものが入っていた。
“これは、グラスコード…つまりメガネチェーンです。ラムレザーを使っているので他のレザーより柔らかいですよ。あまりメガネを外したりしないと思うんですが、実用よりオシャレなセンゴクさんを私が見たかっただけです！ごめんなさい！”
「はっはっはっ！」
「びっくりした〜…センゴクさんどうしたんすか」
“どうですか？”
「いや…とても気に入ったよ。大切に使わせて貰う」
Aは両手を開いて両胸にあて、撫で下ろした。
「はっはっは！安心したか？それと…手話も勉強するからもう少し待っていてくれ」
笑顔でこくりと頷いたAだった。
センゴクさんの所から帰る道中、クザンさんも一緒に付いてきてくれていた。
……さっきから４人くらいの気配がしつこくついて来てるんだよね〜〜〜〜？？？
Aはクザンの服を引っ張る。
「Aちゃん、どうした？」
ジェスチャーで自分の手に文字を書いた。
「ああ、俺の手？ホラ、どうぞ」
Aは単語を書き始めた。
(４人、気配、見つける)
(囮、私、捕まえる、クザンさん)
「……了解」
小さな声で呟いたクザン。
二人は作り笑顔で手を振り、別れた。
すると、気配が動き出した。
ゆくっり、ゆっくりと近付いてくる。
何故か薄暗い廊下を歩ききり、階段を降り始めた瞬間。
トン、と背中を押された。
すべてがスローモーションで動いているように見えた。
あと数秒で階段から落ちるその時。
ガシッと腕を掴まれた。
「「Aさん！！」」
『……っ？』
今にも泣きそうな表情をした、Aの後輩達だった。
クザンも合流し、後輩達の話を聞いた。
手話で伝えるべきか迷っているところ、クザンにノートとペンを渡された。
なんというファインプレー。べ、別に惚れたりなんかしないんだからね！
……ハイ。おふざけは終わりにして、ノートに文字を書き始めたA。
“どうして、私のあとをつけてたの？”
「あ、あの……Aさん。どうして、筆談なんですか？」
質問に質問で返されてしまった。
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斉和(プロフ) - 防弾チョッキ（初心者）さん» う…！(吐血) 有難いお言葉に嬉死する…！ありがとうございます！ (2022年5月14日 1時) (
レス) id: 667609841b (このIDを非表示/違反報告)
防弾チョッキ（初心者） - 初めまして。作品拝見させていただきました。素晴らしいですね。（鼻血）天才でしょうか。 (2022年5月13日 22時) (レス) id: 16da95312d (このIDを非表示/違反報告)
斉和(プロフ) - ユイさん» ふわああ…ありがとうございます！嬉しいです！ (2022年4月27日 0時) (レス) id: 667609841b (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 面白かったです!!!最高すぎます!!!!! (2022年4月26日 19時) (レス) @page6 id: 82f627da90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斉和 | 作成日時：2022年4月25日 16時
