TIME.4 ページ14
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───翌朝。
目を覚ますと、隣にロシナンテが起きてこちらを見ていた。
「…おはようA」
くしゃ、とAの頭を撫でる。
『……おはようございます。ロシナンテ中佐』
もぞもぞと動き、ロシナンテの上にのしかかった。人肌が直接触れ合う。
『……温かい』
「……A、俺まだ若いから元気になっちゃうんだけど…」
『ええ。元気に
「……うん」
恥ずかしいのか、少し紅潮するロシナンテ。
『……今何時ですか？』
「今、朝の５時前。７時から訓練だろ？」
『２時間ありますね』
にっこりと笑うA。
「……いいのか？」
『中佐よりも若いので』
「……じゃあ、遠慮なく」
ロシナンテは体を起こし、Aに覆い被さった。
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現在、朝の７時前。
新兵達がグラウンドに集まっていた。
例外なくA、ヒナ、スモーカーも集合していた。
『……』
「Aが静かすぎてヒナ困惑」
「どうせ朝飯食い過ぎて眠くなってるんだろ」
『……突っ込む気力も起きねぇ』
軽くストレッチをしていると、本日の教官が登場した。
「おはよう新兵諸君。今日君達の指導する大将のセンゴクだ」
ざわつく新兵達。
「A。首の
『え？………あー、了解。ヒナ絆創膏持ってる？』
「？あるわよ」
『スマン。何も言わず貼ってくれ』
少し屈むA。
「…………はい。貼ったわよ」
センゴク大将による訓練が始まった───。
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『つっっっっっっっかれた……』
「……」
「あっちい……」
肩で息をする３人。
訓練内容は【センゴク大将の掛けている眼鏡を５分以内に奪い取る】だった。
結果は惨敗。誰も取れなかった。
「くっそ……」
スモーカーは悔しそうに歯をギリッと食いしばった。
『ヒナー。生きてるかー』
「………ヒナ困憊」
『それは皆そう』
「わっはっは。今日は残念だったな」
『センゴク大将』
敬礼をする為、立ち上がろうとする３人をセンゴクは制止する。
「ああ！いい、いい！構わず休みなさい」
『…お気遣いありがとうございます』
スモーカーとヒナもあとに続いて礼を言った。
「それより君達３人は筋がいいな。危うく取られる所だったぞ」
ウ・ソ・こ・け〜〜大将さんよ〜〜めっちゃ余裕で私達の攻撃いなしてたくせに！！
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斉和(プロフ) - 防弾チョッキ（初心者）さん» う…！(吐血) 有難いお言葉に嬉死する…！ありがとうございます！ (2022年5月14日 1時) (
レス) id: 667609841b (このIDを非表示/違反報告)
防弾チョッキ（初心者） - 初めまして。作品拝見させていただきました。素晴らしいですね。（鼻血）天才でしょうか。 (2022年5月13日 22時) (レス) id: 16da95312d (このIDを非表示/違反報告)
斉和(プロフ) - ユイさん» ふわああ…ありがとうございます！嬉しいです！ (2022年4月27日 0時) (レス) id: 667609841b (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 面白かったです!!!最高すぎます!!!!! (2022年4月26日 19時) (レス) @page6 id: 82f627da90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斉和 | 作成日時：2022年4月25日 16時
