【ONEPIECE】狐面の男～『白死の黒』～【男主】 (ページ33)

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３０話ページ33

「七武海会議じゃろ？そう遠くない時期にあるぞ！！」

『･･････へえ。』

･･･ガープ中将！？言いんですか！？言っちゃって！？言いんですか！？

「なんじゃ知らんかったのか？」

『まったく。』

「そうか！･･････ん？そういやこれ、Aに言っちゃダメだったかの？
サカズキの奴に口止めされとったかのう･･････まあいいか！！」

･･･よくない！！よくないよ多分！！

赤犬さんが怒るよ！！

『サカズキ･･････あの野郎か･･････』

ほら！ Aさんが怒ってるよ！！赤犬さんがどうにかなっちゃうよ！？

「がっはっは！そう怒るな！せんべい食え！
　でもあれじゃな！逃げるなら早く逃げた方がいいぞ！
　あいつら意外と執念深いからのう！がっはっは！」

『･･････そうしますよ。』

「ガラッ」、Aさんが窓を開けた。

･･･え？なんで窓を開けたんすか？

「うん？どこ行くんじゃ？？」

『ちょうど東の海の海軍支部への仕事あったので。

　逃げます。』

･･････なに？

「がっはっは！そうかそうか！
　そういや、東の海にはルフィが居ると思うぞ！
　久しぶりに会ったりしてな！！」

『ルフィ？』

「うん？なんじゃ？忘れてんのか？？相変わらず記憶力悪いのう！
　ほれ、わしの孫じゃよ！まあ、顔見たら思い出すじゃろて！！」

『はあ･･････まあ、じゃあ、そういうことで。』

Aさんが窓から飛び落ちた。

黒い着物のたもとが、風にはためいて、私の視界から消えた。

「がっはっは！！忙しい奴じゃの！がっはっはっは！！」

「･････････私、空気ですですか･･････？」

「ん？誰じゃお前？ Aの部下か？がっはっは！せんべい食うか！」

「あ、はい、どうもです。」

･･････えっと、まあ、はい。

そういって、Aさんは、行ってしまいましたとさ。

･･･しばらく私の出番は無さそうだ。