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堀川「主さまなんで！？」
湊「…政府が出せって…じゃなきゃ折るって言われた」
小さく震えた声で主が言う。
…大人というものはここでもこんなに意地汚いのか、
山姥「…主に言われたなら行くしかないだろう、行くさ」
堀川「！…主さま、今日僕、ちょっと出かけてきますね」
湊「堀川！？政府の役人殺しちゃだめだからね！？」
堀川「ばれない様に殺るから大丈夫だって」
湊「そういう問題じゃないのぉ！？」
山姥「兄弟、俺は大丈夫だから」
堀川「でもっ！」
不安、焦り、憎しみ、…それらが混ざったような瞳の色
目の下にできた濃い隈
声も掠れ、いつもの落ち着きが見えない
あぁ、きっと俺が来たせいなのだろう
一体どれほど神経を張り詰めていたのだろう
俺よりも小さな身体なのにいつだって俺よりも大きく見えた背中
しかし、今は酷く小さく見える
触れたら折れてしまいそうな、そんな脆く弱く
山姥「そんな泣きそうな顔をしないでくれ、兄弟。…俺は兄弟の泣き顔なんて見たくない」
堀川「っ！」
顔を歪める兄弟
俺はそっと兄弟の頬をあげ、笑顔を作る
山姥「俺があそこまで頑張れたのは兄弟の笑顔があったからだ。兄弟の笑顔がなければ今、俺はここにいないだろう」
堀川「っ、きょう、だ、い？」
なぜだかはわからない
だが、涙がとめどなく俺の目から零れおちる
山姥「本当は、折れてしまいたかった…。もうこんなに苦しい思いはしたくなかった…けど、」
兄弟を食べた日、俺は日記を見つけた。
兄弟の日記だった。
今日は誰が…今日はいつもより長かった…
目を覆いたくなるような内容だった。
でも、一番最後のページに書いてあったその言葉に
俺は涙が止まらなかった。
"いつかまた、前のように戻れたとき"
"ちゃんと笑えるように"
"いつも笑顔でいよう"
湊「えっ…」
堀川「ぼく、が…そんなことを…？」
山姥「…あぁ、」
無理して笑えとは言わない。
泣きたいときは泣いてほしい
けれど、
山姥「兄弟には笑顔が似合う、だから」
そんな顔しないでほしい、
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紅葉 - 設定の夢主の名前があみかになってますよ！ (2018年10月11日 22時) (
レス) id: 367c0e09de (このIDを非表示/違反報告)
排球凛桜(プロフ) - あの、粟田口の藤四郎の【ろう】が間違ってますよ！ (2018年2月23日 13時) (レス) id: cbb696c236 (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - 砂糖菓子*さん» 本当に確認しないですいませんでした！内容は勝手ながら御礼をあげただけなので！本当にありがとうございます！ (2017年3月13日 22時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖菓子*(プロフ) - 真紅さん» 全然大丈夫です！！むしろありがとうございます！！これからもがんばります！！ (2017年3月13日 21時) (レス) id: 8b11c8a36e (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - 砂糖菓子*さん» 無理はだめですよ！ あと私が書いてるなり代わり小説でお名前を出してしまったんですが大丈夫でしょうか？確認の前に書いてしまってすいません！ (2017年3月13日 21時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：砂糖菓子* | 作成日時：2017年2月5日 22時
