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俺は掠れた声で話し始めた
山姥「…わかるさ」
三日月『黙れッ！同情など要らぬッ！！』
山姥「…じゃあお前には俺の何がわかるのだ？なぁ、三日月宗近？？」
何度、思い出しただろう
何度、悩んだのだろう
何度、苦しんだのだろう
もう何度目なのかそんなのさえ分からなくなってしまった
山姥「…はじめて俺が折ったのが、厚藤四郎だった。主の命令で、折った。次に折ったのが、愛染国俊、出陣先で重傷の所を俺が解釈した。そして次に折ったのが、」
石切丸『辞めてくれ』
石切丸の声が聞こえた
何かを堪えるようなそんな声が
石切丸『もう、充分だ』
沈黙が続く
俺はそれを破るように三日月に問いかけた
山姥「…それでも俺がわからないとでも言うのか？」
三日月宗近？？
三日月は力なく刀を下すと俯いた
三日月『…俺は、ただ見ていることしかできなかった。』
か細く震える声でぽつりぽつりと話し始める
三日月『…お前の言う通り、俺は怖かったのだ。仲間の叫び声、主の愉快そうな笑い声、…そして気付けばあんなに大勢で賑やかだった本丸が今はなにかに怯えるように息を潜めて過ごしている。…俺はただそれを見ていたのだ』
全てを吐き出すように、三日月の話は止まらなかった
あの日は、どうだった
この日は、ああだった
そしてあらかた話し終えたのか、1度目を閉じるとそっと呟いた
もう、いっそのこと折れてしまえば、と
俺は思わず三日月の頬を引っ叩く
山姥｢冗談だったとしても、それだけは言ってはいけない｣
三日月『っ、じゃあ、俺はどうすれば良かったのだ！？』
山姥｢知らないさ、そんなもん｣
三日月『なっ…！』
山姥｢過去のことを今更言ったってなにか変わるのか？変わらないさ、だから俺達は前を向いて歩いていくしかないんだろ？今度こそは同じことを繰り返させまいと｣
俺の声が響く
三日月は何も言わない
部屋に再び沈黙が訪れた
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紅葉 - 設定の夢主の名前があみかになってますよ！ (2018年10月11日 22時) (
レス) id: 367c0e09de (このIDを非表示/違反報告)
排球凛桜(プロフ) - あの、粟田口の藤四郎の【ろう】が間違ってますよ！ (2018年2月23日 13時) (レス) id: cbb696c236 (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - 砂糖菓子*さん» 本当に確認しないですいませんでした！内容は勝手ながら御礼をあげただけなので！本当にありがとうございます！ (2017年3月13日 22時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖菓子*(プロフ) - 真紅さん» 全然大丈夫です！！むしろありがとうございます！！これからもがんばります！！ (2017年3月13日 21時) (レス) id: 8b11c8a36e (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - 砂糖菓子*さん» 無理はだめですよ！ あと私が書いてるなり代わり小説でお名前を出してしまったんですが大丈夫でしょうか？確認の前に書いてしまってすいません！ (2017年3月13日 21時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：砂糖菓子* | 作成日時：2017年2月5日 22時
