５８ ページ20
あの後、あの女と共に本丸にやってきた。
…そこは俺がかつていた本丸にとても似ていて
山姥「…気持ち悪い」
一期『無理しないでください』
鶴丸『すまないな、…俺達のせいで』
山姥「いや、俺が勝手にしたことだ。気にしないでくれ」
ふぅ、と息を吐き、あたりを見回す
…汚れた壁に纏わりつくような霊力
笑い声さえもが聞こえてこない
庭は枯れはて、空の色も淀んでいる。
山姥「…ここにはあとどれくらいいるんだ？」
一期『あまり多くはありませんな…おおよそ、20ほどではないかと」
20、か、結構少ないな…
山姥「そうか…」
三日月『すまないが俺は先に部屋に戻る。…用があれば三条の部屋まで来てくれ』
小狐丸『小狐も戻ります』
岩融『俺も戻るとするか』
山姥「あぁ、わかった」
三条派の３振は部屋に戻って行った。
蛍丸『ねぇ、山姥切さん』
山姥「？なんだ」
曇りのない、澄んだ瞳で俺を見上げる蛍丸
蛍丸『山姥切さんは、怖くないの？…主、のこと』
主、と口にした瞬間、影が差した瞳
山姥「怖くなんかないさ、あんなの…」
俺はわしゃわしゃと蛍丸をなでる
撫でられ慣れてないのか、戸惑う蛍丸
…主のとこだといつも明石が撫でまわしていたんだが、ここにはいないのか
山姥「一期一振、こんのすけってどこにいるかわかるか？」
一期『呼べばくると思いますが…こんのすけ殿、少々よろしいでしょうか？』
一期一振が声をかければ、どろん、とこんのすけがあらわれた
こん「およびでしょうか！」
山姥「あぁ、ちと尋ねたいことがある」
こん「貴方様は…はい！なんなりとお申し付けください！」
山姥「俺が手入れをすることは可能か？」
もともと人間だった俺なら、霊力さえそれなりにあればできると思うんだが…
一期『！？』
鶴丸『おいおい、何言ってんだ？』
蛍丸『正気？』
驚くのはわからなくもない。
そりゃ自分たちで手入れができるのであれば、手入れをしていたであろう
こん「はい！可能でございます！！山姥切様は一般的な審神者とは比べ物にならないほどの霊力がございます！！」
山姥「そうか、」
なら俺がこれからやることはただ一つだ。
まずは…
ここの浄化からだな
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 391人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅葉 - 設定の夢主の名前があみかになってますよ！ (2018年10月11日 22時) (
レス) id: 367c0e09de (このIDを非表示/違反報告)
排球凛桜(プロフ) - あの、粟田口の藤四郎の【ろう】が間違ってますよ！ (2018年2月23日 13時) (レス) id: cbb696c236 (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - 砂糖菓子*さん» 本当に確認しないですいませんでした！内容は勝手ながら御礼をあげただけなので！本当にありがとうございます！ (2017年3月13日 22時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖菓子*(プロフ) - 真紅さん» 全然大丈夫です！！むしろありがとうございます！！これからもがんばります！！ (2017年3月13日 21時) (レス) id: 8b11c8a36e (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - 砂糖菓子*さん» 無理はだめですよ！ あと私が書いてるなり代わり小説でお名前を出してしまったんですが大丈夫でしょうか？確認の前に書いてしまってすいません！ (2017年3月13日 21時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：砂糖菓子* | 作成日時：2017年2月5日 22時
