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七十二刻 ページ25

『んー、2とか?』

「1だと私は思う」

「俺は大穴で3!」

A様、朧、兄貴にいたっては博打のような意見が返ってきた

3つの選択肢が思い浮かんだ俺は意見を得るべく、報告もかねて洋和堂を訪れた。そして三人に意見を聞かせてほしいと俺が考えた三つの選択肢を言ったのだが。A様の言葉に傷ついた。朧は一番無難だと思う。兄貴よ、考えたのは俺だが、3はないと思う。よくよく考えてみれば2もない気がする。斎藤組長俺の事信頼してくれてた、よな?眉根を寄せて悩み始めた俺に


「さすがに2はねーだろ。斎藤のやつ結構左京のこと信頼してたと、俺は思うぜ。A様、コイツ今落ち込んでるんで、意地悪しないでやってくださいよ。ほら、左京もあんま悩むな。A様はイジワルしてるだけだからよ」

ほら食え。饅頭を兄貴に押し込まれる。美味い。もんむもんむと饅頭を食べる俺に対して悪びれている様子もなくA様は「ごめんごめん」と胸の前で手を合わせる。さらに片目を瞑って、首をかしげて「許して、ね?」おねだり似た許しを請う。饅頭をもそもそ食べながら許す意味で縦に首をふる。いちいちこれくらいの意地悪に腹をたてていたら、A様とやっていけない


『まーでも、斎藤には斎藤なりの考えがあってこと。俺たちが考えてもわかるのは本人の斎藤ただ一人』

まあほんとは、土方に命じられて行ったんだけどねー。などとAが思っていることなど、当然誰も知らない


「不穏分子はいなくなるわけでしょ。まあ、不安はあるでしょうけど、左京は副組長なんだから。もし斎藤さんが返ってきたときの為にも、しかっりしなさい」

母親の叱咤にも似た言葉に、お前は俺の母親か、と喉まで出かかるが言ったら「誰がアンタの母親よ」と言われるのが容易に想像できたので口にはしない。斎藤組長が帰ってくるかもしれない、という朧の言葉にそうかもと思っている自分がいるから不思議だ


とりあえず、心の整理があらかた片付いた俺は組長代理を務められるかどうか、頭がいたくなるほど悩むのだった




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左京の刀の数を四振りから二振りに変更します

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設定タグ:薄桜鬼刀剣乱舞 , 薫成り代わり , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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新選組(プロフ) - 奈々さん» コメントありがとうございます。ちまちました亀更新ですが、頑張らせていただきます^^ (2016年11月9日 21時) (レス) id: 99972413c8 (このIDを非表示/違反報告)
奈々 - ファイト! (2016年11月9日 20時) (レス) id: e665f2dd13 (このIDを非表示/違反報告)
新選組(プロフ) - アズトさん» 頑張らせていただきます! (2015年10月4日 15時) (レス) id: edf288500b (このIDを非表示/違反報告)
アズト(プロフ) - とても面白いです!!更新頑張って下さい!! (2015年10月4日 15時) (携帯から) (レス) id: d14f271b06 (このIDを非表示/違反報告)
新選組(プロフ) - 未桜さん» 頑張ります! (2015年8月23日 12時) (レス) id: 188fe80e21 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:新選組 | 作成日時:2015年6月9日 19時

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