検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:91,937 hit

五十八刻 ページ3

A『そんなに、女鬼が、強い血筋の鬼がほしいか?風間』

嘲りを孕んだその声音は、風間の癪(しゃく)に障(さわ)った。眉をひそめれば、眼下の敵は、不敵に双眸を金色に光らせる

夜風に髪をなびかせながら、Aは言ってはならない事を、風間に向けて放った


A『人間の欲望に似て、浅ましいよ』

ピキリと、風間の額に青筋がはしる。風間は抜刀すると、Aに斬りかかる。Aは風間に斬りかかられると同時に、瞬時に鬼の姿へと変える

太刀で風間の一撃を受け止める。好戦的な笑みを浮かべ。こう言った


A『その頭の頂点、ザビエルみたいにしてやんよ!』


千景「やれるものならやってみろぉッ!」

激しい斬撃の音が、夜の闇へと木霊す。二人の剣は、音、風を裂き。木々を斬り倒した

始めのうちはAが優勢だったが、そのうち、風間が優勢となった。力も技術も風間が上だ

だから、序盤から鬼の姿へ変えたのだ。これでは意味がない、と風間の太刀を受け流しながらAの心の中で、己自身に毒づいた


千景「どうした、さっき威勢はどこへ行った」


A『ウルサイな、少しそこらへんに散歩に行ってるだけだよっ!』

力いっぱいに刀をふるうが、いとも簡単に受け止められてしまう。次の瞬間には風間の足技が俺の横腹にはいった

俺の体は横に吹き飛ばされ、背中を派手に木にぶつけ、頭から落下していった

このまま頭から着地してしまえば、確実に死は免れないだろう。死を免れたとしても、首の骨が折れてしまえばお終い。運よく首の骨が折れただけであっても、首の骨が折れると同時に骨の中にある神経が傷ついてしまえば、体を動かすことはできないだろう。永遠に

なんとか首からの着地を避けようと体を動かそうとするが、全身が軋んで動かない

二度目の死を覚悟したその時、何者かによってそれは阻止された

物凄い勢いで俺の体は何者かによって抱き止められ。俺を抱えている相手は、俺を逆さのまま抱きかかえている状態で地面に降りた

そして、俺のよく知る声で、こう怒鳴った

五十九刻→←五十七刻



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (87 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
245人がお気に入り
設定タグ:薄桜鬼刀剣乱舞 , 薫成り代わり , 男主   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

新選組(プロフ) - 奈々さん» コメントありがとうございます。ちまちました亀更新ですが、頑張らせていただきます^^ (2016年11月9日 21時) (レス) id: 99972413c8 (このIDを非表示/違反報告)
奈々 - ファイト! (2016年11月9日 20時) (レス) id: e665f2dd13 (このIDを非表示/違反報告)
新選組(プロフ) - アズトさん» 頑張らせていただきます! (2015年10月4日 15時) (レス) id: edf288500b (このIDを非表示/違反報告)
アズト(プロフ) - とても面白いです!!更新頑張って下さい!! (2015年10月4日 15時) (携帯から) (レス) id: d14f271b06 (このIDを非表示/違反報告)
新選組(プロフ) - 未桜さん» 頑張ります! (2015年8月23日 12時) (レス) id: 188fe80e21 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:新選組 | 作成日時:2015年6月9日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。