奴_隷 153 ページ23
.
結局、私までステーキを食べてしまった。
…むちゃくちゃ美味しかった。
神威「んじゃ、会計は高杉──────」
A「(うわ、本当に晋助…)」
高「随分と高ぇ飯が食えるようになったもんだ」
A「え、晋助!?」
会計のすぐ横の入口から声が聞こえる。
高「船の場所言ってねーから
ついて来てみりゃあ…誰の金だ」
神威「いやぁ、でも、Aさんも」
高「Aに払ってやる義理はねぇ。
もちろんテメーらにもな。」
阿伏兎「おい、団長、話がちげーぞ」
うわぁ、阿伏兎さん焦ってる…
神威「うーん、どうしよっか?」
神威さんは笑顔のままだし…
高「…おい」
会計の人「は、はい!?」
し、晋助…睨み怖い…
高「会計はそこの阿伏兎って奴だ。」
阿伏兎「ちょっとまて自腹かよ!?
せめて春雨にしてくれ…」
高「せめて、ねェ
…せめて、鬼兵隊じゃなく
俺、個人の金で払わせようとした
テメーの団長に文句言いな。」
神威「あっちゃ、ミスっちゃった」
阿伏兎「ふざけんなこのすっとこどっこい!」
う、ど、どうしよう…
高「…ったく、…行くぞ」
A「え、あっ…」
晋助は私の腕を引っ張ると
店を出て歩き出した。
37人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:由麻 x他1人 | 作成日時:2016年4月10日 14時