IZ*ONE 百合小説

映画（キム・チェウォン＆チェ・イェナ）リクエスト ページ16

チェウォンSide


宿舎にて


チェウォン「イェナオンニー、一緒に映画見ませんか？」


最近忙しくて、ゆっくりとイェナオンニと過ごす時間が少なくなっていた。


久しぶりに二人共オフの日だから映画でも見ようと提案してみた。


イェナ「いいよー何見ようか。」


と満面の笑みで言われる。


チェウォン「特に決めてないですけど、お菓子とジュースだけ買ってきました。」


イェナ「ありがとう〜。じゃあ最近はやってる恋愛映画でも見ようよ！」


チェウォン「はい」


部屋に入って同じベットに二人で寝転がる。


パソコンの小さい画面で見るからイェナオンニとの距離が近い。


映画を再生してしばらく集中して観ているとそれは同性愛を描いた映画だった。


こんなの見たら嫌でも意識していまう。


そんな事を考えていたら映画の内容なんて全く入ってこない。


イェナ「チェウォン？どうしたの？」


チェウォン「えっ、いや少しボーッとしてただけです。」


イェナ「もしかして同性愛は嫌だった？」


悲しそうに笑うイェナオンニ。


そんな顔させたいんじゃない。


チェウォン「そうじゃなくて、、、、」


言いたい言葉が出てこない。


沈黙が続いていると、パソコンの画面には同性でのキスシーンが映し出された。


とっさにイェナオンニを見るとオンニもこっちを見ていたみたいで目が合う。


イェナオンニの潤んだ瞳から目を離せない。


そのまま私達は引き寄せられるようにキスをした。


唇が離れた瞬間、イェナオンニの目が変わる。


オンニが少し乱暴にパソコンを閉じた。


そのまま私に跨るオンニ。


イェナ「ごめん。もう我慢できない。」


オンニの舌が首筋を伝う。


余裕のなさそうなイェナオンニの頬を両手で掴む。


チェウォン「出来れば優しくしてください。」


その一言で私達の長い夜が始まった。

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