IZ*ONE 百合小説

お酒(カン・ヘウォン＆チェ・イェナ)　リクエスト ページ30

Sideヘウォン


あぁ、頭がくらくらする。


当たり前だ、、あれだけ飲んだんだから。


私が突っ伏している机には空のワインボトルが２本、空の缶のお酒が数え切れないほど並んでいる。


いつの間にか私の背中に毛布が掛かっていた。


きっとあの子の優しさだろう。


イェナ「へウォナ、、起きた？」


ヘウォン「んん〜頭が痛い」


イェナ「だろうね、、飲み過ぎだよ」


イェナと一緒だから大丈夫だろうと思ってハメを外しすぎた。


イェナが隣りに座ってくる。


イェナ「どうする？もう寝る？それともお風呂入る？」


ヘウォン「うんんー」


イェナ「その様子じゃお風呂は入れそうにないね」


私の顔にかかった髪をイェナが綺麗な手でどかす。


ヘウォン「したい、、、」


イェナ「へ？」


イェナが情けない声を漏らす。


ヘウォン「ねぇ、、したいかも、」


イェナ「いやいや、体調崩したら大変だし、、明日も午後から予定あるでしょ。」


ヘウォン「予定だったら断れるし、体調崩したら看病してくれればいいじゃん」


イェナ「そうだけどさ、、」


ゴニョゴニョなにか言っているイェナの唇に強引に私の唇を押してける。


イェナ「朝起きて、私のせいとか言わないでね。恋人をからかったらどうなるかわからせてあげる
よ」


さっきの情けなさそうな顔はどこに行ったのかな？


やばい、本気にさせすぎたかも。


妖艶な笑みを浮かべて、強引に胸ぐらを掴まれ引き寄せられる。


そしてさっきの行動が嘘みたいな優しすぎるキス。


こういうギャップがなんともイェナらしい。


溶けてしまいそうなほど、優しく甘いキスをする。


ヘウォン「はぁ、はぁ、、、」


息があがって、頬が赤くなるのは、きっとお酒のせいだ


ヘウォン「ベッド、連れてって」


今日はイェナに甘えてみようと思う


そんな気分だ。

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