Day7，警備員とおちびちゃん ページ8
私はこの会社に雇われた、ごく普通の夜間警備員。
巡回して、防犯カメラを確認し、施設内に異常がないか確認する…それが私の仕事のよ。
そう
「……そうしてお姫様は王子様と一緒に仲良く平和に暮らしましたとさ。めでたしめでたし。」
？「わぁ〜、Aお姉ちゃんありがとう！つぎ！これも読んで！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
子供に絵本を読みきせる事は仕事に含まれてない…はずよね？
今私の膝に座って絵本を読んでいる女の子はレティシア。
膝に乗せているのはレティシアが座りたいと言ったからであって、ロリコンじゃないわ。
ただちょっと…
〈回想〉ﾎﾜﾝﾎﾜﾝﾎﾜﾝ
〜フンフフン♪〜〜〜フフフン♪
「なに？…鼻歌、かしら。まさかまだ誰か残っているの？」
業務時間はとっくに過ぎているし、注意するべきだと思って鼻歌が聞こえる方向に行ったら
レティシア「フンフンフ〜ン♪。あれ、こんばんは！」
彼女に声をかけられたのよ。
まさか彼女もそうなの…何処をどう見ても普通の人間ね、まさか…誘拐？
誘拐じゃないと思いたい。
レティシア「Aお姉ちゃんどうしたの？お顔にシワがよってるよ。」
「ん、あぁ…ごめんなさい。考え事をしていたの。
ねぇレティシア、パパとママが心配しているんじゃない？」
レティシアの両親が探しているかもしれないし、情報を引き出さないと。
レティシア「えっとねー、わかんない！
私ね、とっても遠いところから来たの！
お友達も一緒に連れて行きたかったのだけど、連れてきちゃダメって言われたの。」ｼｮﾎﾞﾝ
レティシア「でもね！
今日たくさんの人とお話しできたし、Aお姉ちゃんにも会えたから寂しくなかったよ！
それにね、私、とっても素敵なアイデアを思いついたんだ！」
「へぇ、それは良かったわ。」
最悪警察に相談すべきかと思ったけど、これなら大丈夫そう。
まぁ明日管理人に問い詰めるけど。
「さて、いい子はもう寝る時間よ、送ってあげるから帰りましょうか。」
レティシア「はーい！
Aお姉ちゃん、明日も絵本読んで！」
「はいはい…。また明日ね。」
こんな無垢な子と毎日会えるなんて、この仕事も結構役得かも…て私はロリコンなんかじゃないからね！
『今日の記録』
私はロリコンじゃないです。
"誰も気にしませんよそんな事。"
ーアンジェラ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 29人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
我こそ甘党だ！(プロフ) - ヒマワリさん» コメントありがとうございます！精一杯頑張ります！ (3月19日 21時) (
レス) id: 7e95895d93 (このIDを非表示/違反報告)
ヒマワリ(プロフ) - う〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん、好き。普通におもしろいです！！！これからも無理のないように投稿頑張ってください！ (3月18日 21時) (レス) @page8 id: eced7873e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：我こそ甘党だ！ | 作成日時：2024年3月2日 0時
