Day20，酔いどれ警備員とセフィラの毒蛇 ページ27
〈イェソド視点〉
「これは一体どう言う事か、ネツァク、説明して貰いますよ。」
ﾈﾂｧｸ「いやぁ〜...俺もこうなるとは思ってなかったんだがな。」
『夜間警備員A』、彼女は勤務時間後にもしもがあった時のために雇用された職員。
他の職員と違いEGOを装備する事を許されず、ただ1人で全エリアを巡回させられる...言わば生贄だ。
通常一般人がアブノーマリティと遭遇した場合、発狂するか殺されてしまう筈だというのに彼女は一度も敵対行動を取る事も取られる事も無く、逆に言い返す事もあった。
豪胆な性格…と思いきや暗い場所を避けたり背後から話しかけられれば過剰に反応する。
初日から勤務している職員達は怪我を負った者、死亡した者もいるというのに彼女はそれが無かった。
管理人やアンジェラ様が興味を持つのも当然だろう。
彼女を観察していると、いつもはもう巡回に行ってる筈なのに部屋から動く様子もない。
丁度いい機会だと思い彼女の元へ赴いてみたのだが…
「勤務中にビールを飲ませるなんて」
ﾈﾂｧｸ「情報を引き出して来いって言われただろ？だから軽〜く飲ませてみたんだg「酔い潰れて仕事に支障をきたしては意味がありません。」…俺も此処まで酔うと思ってなかったんだ。」
A「エヘ〜ヘヘヘ〜...酔ってませんよ…ﾋｯｸ///」
机の上には缶ビールが5つ、どこが軽く何だか。
さらにもう1つ開けようとする彼女の手からビールを奪い取る。
A「ネチャクさ〜ん、見てくらさいよコレ。私のおとーと、可愛いでしょ〜私が育てたんれすよ」
ﾈﾂｧｸ「さっきからずっと弟自慢されるんだが、何とかしてくれないか。」
「自業自得でしょう」
呆れて何も言えない…今日は巡回出来ないだろう。
「Aさん、今日はもう帰りなさい。」
A「嫌だ、酔ってましぇんし大丈夫…ﾋｯｸ」
「呂律が回ってないじゃいですか。そんな状態で勤務されても困ります。」
A「私が稼がないとおとーとを養えましぇんよ〜」
ﾈﾂｧｸ「…やりたがってんだから良いんじゃないかイェソド。両親がいないらしいし頑張ってるんだからさ。」
「いやしかし...待ちなさいネツァク、両親がいないってなぜ知ってるんですか。」
ドヤ顔するネツァク、一応仕事はこなしたらしい。
「ネツァク...その話は後でしましょう。取り敢えず彼女を帰して、それからです。」
アンジェラ様から叱られるだろうが、まぁ、少しは彼を庇ってあげましょうか。
続き，酔いどれ警備員とヤク中セフィラ→←Day19，警備員と人面植物
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我こそ甘党だ！(プロフ) - ヒマワリさん» コメントありがとうございます！精一杯頑張ります！ (3月19日 21時) (
レス) id: 7e95895d93 (このIDを非表示/違反報告)
ヒマワリ(プロフ) - う〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん、好き。普通におもしろいです！！！これからも無理のないように投稿頑張ってください！ (3月18日 21時) (レス) @page8 id: eced7873e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：我こそ甘党だ！ | 作成日時：2024年3月2日 0時
